1歳を過ぎると、積極的に自分で食事をしたがるお子さんも増えるのではないでしょうか。手づかみ食べは、食事に興味を持つきっかけになったり、脳を刺激したりと子どもにいい効果がたくさんあるので、積極的に取り入れたいもの。そこで今回は、1歳児におすすめの手づかみ食べのレシピを6つ紹介します。

ブロッコリーとチーズの焼きおにぎり

焼き目を付けることでつかみやすく、手も汚れにくいです。とろけたチーズのおかげで、まとまりもよくなります。

香ばしい香りは食欲をそそるので、普通のおにぎりに飽きてきた時にもおすすめです。

【材料】(一口サイズ8個分)
軟飯 70g
ゆでたブロッコリー 2つ(約20g)
スライスチーズ 1/2枚
醤油 小さじ1
ごま油 適量

【作り方】
1.ブロッコリーはみじん切り、チーズはあらみじんにします。
2.ボウルにごま油以外の材料を入れて、混ぜます。
3.まんべんなく混ざったら、1口サイズに成形します。
4.フライパンにごま油を薄く塗ったら、弱火にかけます。

5.両面に軽く焼き色が付くまで焼いたら完成です。

レンジで簡単!にんじんグラッセ

にんじんの旨味がぎゅっと詰まったグラッセも、レンジを使えば短時間で作れます。材料も少なく、もう一品おかずが欲しい時にもピッタリ。

色合いがいいので、お弁当のおかずやお肉料理の付け合わせにもおすすめです。

【材料】(5〜6個分)
にんじん(中) 1/3本
バター 4g
砂糖 小さじ1

【作り方】
1.にんじんを厚さ1cmの輪切りにします。
2.お好みで型抜きをして、面取りします。

3.耐熱ボウルに全ての材料を入れてラップをしたら、600Wのレンジで1分半加熱します。

4.全体を混ぜて、さらに1分レンジで加熱します。
5.つまようじがスッと刺さったら、何度か混ぜながら冷ましたら完成です。

春キャベツのオーブン春巻き

春キャベツは芯まで柔らかく、子どもも食べやすいです。

油で揚げずにオーブンで焼くことで、ヘルシーな春巻きができます。オーブンがないご家庭は、大さじ1程度の油で揚げ焼きにしてください。

【材料】(8個分)
春巻きの皮 2枚
春キャベツ 2枚
エリンギ 1本
玉ねぎ 1/4個
合い挽きミンチ 40g
鶏ガラスープの素 小さじ1/2
醤油 小さじ1/2
砂糖  小さじ1/2
サラダ油 適量

【作り方】
1.春巻きの皮を4等分します。

2.春キャベツ・エリンギ・玉ねぎを荒めのみじん切りにします。
3.フライパンに合い挽きミンチを入れ、ほぐしながら炒めます。
4.エリンギと玉ねぎを入れて炒めます。
5.キャベツを加えて、しんなりしたら調味料を入れます。

6.具材の粗熱が取れたら、8等分して春巻きの皮で包みます。

皮の下側を具材に被せるように折り、左右を折ったら、くるくる巻いて、水溶き小麦粉(分量外)でとめます。

7.春巻きの表面に、ハケでサラダ油を薄く塗ります。

8.230度に予熱したオーブンで、10分ほど焼いたら完成です。

お魚ハンバーグ

3〜6月が旬の鯛を使った、お魚ハンバーグです。旬の食材は、味が美味しく栄養価も高いので、どんどん離乳食に取り入れていきたいですね。

お刺身を使うと、皮や骨の処理が要らず楽に作れますよ。また、豆腐をたっぷり入れることでふんわり仕上がり、小さな子どもも食べやすいです。

【材料】(一口サイズ8個分)
鯛の刺身 40g
豆腐 40g
片栗粉 大さじ1
にんじん 3cm

【作り方】
1.にんじんはラップに包み、600Wのレンジで1分ほど加熱します。(硬ければ追加で加熱します。)
2.鯛の刺身を包丁でミンチ状にします。

3.ボウルに全ての材料を入れて、よく混ぜます。(お好みで塩を入れてください。)

4.一口サイズに成形します。手に水を付けると、くっつきにくいです。
5.薄く油を塗ったフライパンで、片面3分ずつ焼いたら完成です。

お麩ラスク

お麩ラスクは、簡単に作れる栄養満点のお菓子です。サクッと軽い食感で口溶けがいいので、歯が少ないお子さんでも食べやすいです。

きなこは時間が経つと水分を含みベタッとして手が汚れるので、食べる直前にふりかけてください。

【材料】(30個分)
お麩 30個
有塩バター 10g
グラニュー糖 大さじ1/2(お好みで調整)
きなこ 大さじ1/2

【作り方】
1.フライパンを弱火にかけ、バターを入れて溶かします。
2.お麩を入れて、バターを絡めます。

3.グラニュー糖をふりかけ、中火にします。
4.グラニュー糖が溶けたら、フライパンをふって絡めます。
5.バットに出して、茶こしできなこをふりかけたら完成です。

濃厚牛乳寒天

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」によると、1歳を過ぎた頃から牛乳を飲ませられるようになると記載されています。まずは味に慣れるために、牛乳を使ったおやつを取り入れてみてはいかがでしょうか。

今回のレシピでは牛乳のみで作っていますが、一部を水に置き換えたり、フォローアップミルクで代用してもOKです。

【材料】(2〜3食分)
牛乳 200ml
粉寒天 2g
砂糖 大さじ1(お好みで調節)

【作り方】
1.鍋に牛乳と粉寒天を入れて、泡立てないように混ぜます。
2.中火にかけ、よく混ぜて粉寒天を溶かします。
3.鍋肌が沸々してきたら、砂糖を入れてさらに混ぜます。

4.ぐつぐつ湧かないように注意しながら、さらに2分ほど加熱したら火を止めます。
5.タッパーなどに入れて、粗熱をとったら冷蔵庫で冷やします。

6.サイコロ状にカットしたら完成です。

食べやすくなるコツをおさえてママもストレスフリー

手づかみ食べの練習をするときは、子どもが一人でも食べやすいように
・一口で食べられるサイズ
・スティック状
に成形するのが基本です。

また、おにぎりは表面に焼き色をつけたり、牛乳寒天は寒天の配合割合を増やしたりして崩れにくくすれば、力加減の調節が下手な子どもでもつまみやすくなります。

ポロポロこぼれやすいおかずは、春巻きの皮で包むのがおすすめです。皮がパリッとしておやつ感覚で食べられるのか、わが子はいつも喜んで完食してくれます。皮の硬さが気になるときは、少し時間をおくとしっとりするので試してみてください。

子どもが食べやすい工夫をすることで、大人のフォローが必要無くなったり食べこぼしたりすることがないので、ママのストレスを減らすことができますよ。

参考サイト:厚生労働省 離乳編(PDF)

【働くママへのエール】手間を減らせるアイテムを活用してみよう!

わが子は食べることが好きですが、それ以上に体を動かすことが大好きです。食事中はベルトをしているにもかかわらず、無理やり立ち上がったり動けないことに怒ったりしていました。

そこで、思い切って手づかみ食べをメインにするとあら不思議!しっかりおかずを見て、ちゃんと座ってご飯を食べるようになったんです。真剣な顔を見ると、食事に集中しているのが伝わってきます。

食事に興味がない、集中しないという悩みがあるときは、思い切って手づかみ食べをさせてみると、悩みが解決するかもしれませんよ。

とはいえ、「手づかみ食べは汚れるから、着替えや片付けが面倒」と感じるママは多いですよね。

そんな方は、少しでも手間を減らせるように、洗いやすいエプロンをつけたり、テーブルにくっつくお皿を使ってみてください。

わが家は、食洗機で洗えるベビービョルンのソフトスタイと「ひっくり返らないベビー食器」で人気のezpz(イージーピージー)のミニマットを使っています。

ぜひ、ママの手間を減らせるベビーグッズも活用しながら、積極的に手づかみ食べに挑戦してみてくださいね!

(製菓衛生師 藤永瞳 @hitomi.f_mogu

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