千葉県習志野市在住、管理栄養士の戸田綾子です。毎日忙しく働くワーママさんにおすすめしたい、10分で作れる赤ちゃんの夜ごはんを紹介します。赤ちゃんの手づかみ食べの練習に最適である「お好み焼き」は、材料を混ぜて焼くだけなので、とても簡単に作れます。ぜひ、レシピを参考にしてください。

離乳食にぴったりな「お好み焼き」レシピ

大人のメニューに近いお好み焼きを作ります。材料は豚バラ肉から鶏ひき肉に変更して、赤ちゃんでも食べられるようにします。また、青のりを加えることで、大人のお好み焼きにより近づきます。

【材料】(7食分)
鶏ひき肉 100g
キャベツ 1〜2枚
にんじん 1/3本
小麦粉 大さじ7
水 大さじ7
かつお節 お好みで
青のり 小さじ1程度

【作り方】
1.キャベツとにんじんは、粗みじん切りにする。耐熱ボウルに鶏ひき肉とキャベツとにんじんを入れて、電子レンジで600W1分程度加熱する。

2.小麦粉・水・かつお節・青のりを加えて混ぜる。

3.テフロン加工をされているフライパンに生地を広げる。

両面焼けたら完成。

混ぜ合わせる前にレンジ加熱すれば時短に

赤ちゃん用の離乳食なので、肉や野菜の火の通り具合にはとても神経を使います。ママにとっては、大人の料理を作る以上に慎重になることでしょう。

粗みじん切りにした野菜と鶏ひき肉は、小麦粉などと混ぜ合わせる前に電子レンジで加熱しておきましょう。この作業により、焼く時に火の通りを気にしなくてよいので時短になります。両面に美味しそうな焦げ目が少しついたぐらいが、完成のサインになります。

焼きあがり完成したら、そのままフライパンに上でカットしてしまいましょう。その時に生地を引っくり返す時に使ったフライ返しでカットすることで、余計な洗い物を出さずに済みます。後かたづけが少し軽減されて、時短につながります。

赤ちゃんの食欲が進むメニュー

ママやパパと似ている物を食卓に出すことで、赤ちゃんの食への意欲をかきたてます。毎日忙しいことと思いますが、ぜひ隣に座り一緒に「いただきます」と挨拶をして、一緒にお好み焼きを食べてみてください。きっと赤ちゃんもニコニコで食べてくれることでしょう。ママやパパにとっても楽しいひと時になれば幸いです。

赤ちゃんにとってごはんは「食べさせてもらう物」という感覚があります。そこから手づかみ食べができるようになるには、ちょっとしたキッカケが必要になります。

赤ちゃんは、言葉だけで伝えても分からないことばかりです。手づかみ食べへのステップとして、ママやパパが赤ちゃんと一緒に手づかみ食べをしてあげることが近道になります。これらのことから、お好み焼きは手づかみ食べの練習にも最適なので、ぜひ試してみてください。