サバの水煮缶をまるごと使って、豚バラ大根ならぬサバ大根を作っていきます。鍋ひとつで作れて、サバの水煮缶の汁と大根から出る水分を活用するため加える水の量は最小限で済みます。たった15分で作れるので、忙しいワーママさんの平日の夜ごはんに、ぜひ取り入れてもらいたいメニューとなっています。

沸騰後たった5分で完成!サバの水煮缶を使った「サバ大根」

サバの水煮缶はすでに火が通っていて骨まで柔らかくなっているのでそのまま鍋に入れてほぐすだけでよく、大根はいちょう切りにしてレンジで加熱してある程度柔らかくしてから煮ていきます。これで沸騰後に5分煮るだけで、簡単にサバ大根が完成します。

【材料】(4人分)
サバの水煮缶 1缶
大根 10cm程度
ゴマ油 小さじ1
おろししょうが(チューブ使用) 2cm程度
だし汁 1/2カップ
砂糖 大さじ1
醤油 大さじ1

【作り方】
1.大根は薄めのいちょう切りにして、レンジで600W・3~4分程度加熱して柔らかくしておく。それにより、鍋に入れて煮る時間の短縮につながる。

2.鍋にゴマ油とおろししょうがをひいて、(1)の大根とサバの水煮を汁ごと入れて炒めていく。この時に、サバを崩しながら炒める。

3.だし汁を加えて加熱して、沸騰してきたら砂糖と醤油を加える。5分程度煮て大根が完全に柔らかくなったら、完成となる。サバの水煮缶の汁と大根から出てくる水分により、だし汁は少なくて済む。

サバの水煮缶を活用して手軽に時短

サバはすでに火が通っていて骨まで柔らかくなっているので、そのまま鍋に入れてほぐすだけで出来上がります。さらに大根はレンジで加熱してからサバと一緒に煮ていくので、沸騰後に5分煮るだけでサバ大根が完成します。

さば水煮(極洋)190円、190g

【働くママへのエール】子どもも喜ぶ定番の魚メニュー

サバの水煮缶を使って作るサバ大根について紹介してきました。もともと我が家では、豚バラ大根をよく作っていて家族にも人気のメニューとなっていました。しかし日々のメニューがどうしても子どもたちが好きな肉料理になってしまうことが多く、魚を使う頻度が低いことが気になっていました。

魚料理を食べさせたいけれど、子どもは骨を嫌がり私も骨を取り除くのに時間をかける余裕がなかった時に、サバの水煮缶を思いつきました。これならば、骨を気にせずに子どもに魚を食べさせられると思い、豚バラからサバに変えてみたのがキッカケとなりました。

忙しい時にも大活躍する一品で、今では我が家の定番メニューとなっているので、ぜひ多くの方に試してみてもらえたら幸いです。

(管理栄養士 戸田綾子 @ayachin0426