夏には、さわやかなウイスキーカクテル! 1本あれば4人で5種類楽しめる!
ヘルシーで経済的だからウイスキーを1本買ってみたけれど「ハイボール以外の飲み方以外をしたことがない」「ストレートだとアルコールがキツくて…」という方はいらっしゃいませんか? そんな方のためにウイスキーの楽しみ方、特に“夏におすすめの飲み方 ”をご紹介します。今回ご紹介するレシピなら、みんなが集まる時に【ウイスキーを1本買えば、4人で飲んでも1人5種類(合計20杯)】も楽しむことができるのです。おすすめは、1本1,000円前後のスコッチウイスキー。1,000円で20杯(シングル換算)も飲めるなんて経済的ですよね!ぜひ、お試しください。
その1:女性にもおすすめ!ミントやレモンで“夏のウイスキーカクテル”
暑い季節のウイスキーの楽しみ方といえば、真っ先に思い浮かぶのは「ハイボール」ではないでしょうか。炭酸がのどを通る爽快感がたまりません!ウイスキーは糖質ゼロで身体にもやさしいので、のどが渇いたときに一気に飲める一杯として、特に女性におすすめです。過去の記事も参考にしてくださいね。
自宅でできる「究極に美味しいハイボール」の作り方をプロが伝授
ウイスキーのアルコール度数は基本的には40%以上です。そのため「アルコールが高くてキツイ」という苦手意識を持ってしまう人が多いようです。しかし実は、ウイスキーは“アルコール度数を調整しながら”“色々な方法で”おいしく飲めるお酒なのです。
たとえばウイスキーをソーダやジュースなどノンアルコールドリンクで10倍に薄めれば、アルコール度数は4%。ビールよりも低いアルコール度数になるのです。そんな風に考えるとウイスキーの飲み方のバリーションも広がってくるのではないでしょうか。
まずご紹介するウイスキーを使ったカクテルは3つ。どれも夏におすすめの爽やかなものばかりです。
①スコッチ・ミントジュレップ ミントの香りで爽やかに!
【材料】
・スコッチ・ウイスキー 45ml
・砂糖またはシュガーシロップ 2tsp. (約10ml)
・水またはソーダ水 2tsp.
・ミントの葉 4~6枚程度
【作り方】
- グラスにミントの葉、砂糖、水を入れ、砂糖を溶かしながらミントの葉をつぶします。
- ミントの香りが出てきたらたら、クラッシュド・アイスを詰めて、スコッチ・ウイスキーを注ぎます。
- グラスの表面が白く(霜)なるまでステア(かき混ぜ)をします。
- 好みで季節のフルーツを飾り、ストローを添えます。
★ミントジュレップとは?
アメリカの競馬、ケンタッキーダービーのオフィシャルドリンクとしても有名。日本の競馬場でも提供されることもあります。18世紀~19世紀には誕生していたという話もあります。アメリカ生まれのミントジュレップは本来は「バーボン」を使うカクテルですが、ベースを変えていろいろなバリエーションが楽しめます。
②ウイスキーサワー シェークしてまろやかに
【材料】
・スコッチ・ウイスキー 45ml
・レモン・ジュース 20ml
・砂糖またはシュガー・シロップ 1tsp. (約5ml)
【作り方】
氷、材料をシェークして、グラスに注ぎます。
★シェーカーがなくても・・・
蓋つきのタッパーに氷、材料を入れて撹拌すれば同じよう出来ます。
「カクテルがタッパーでできる!?プロが教える簡単カクテル」
★最後にソーダ水を加えても美味しいです!
③マミー・テーラー 誰でも飲みやすい
【材料】
・スコッチ・ウイスキー 45ml
・レモン・ジュース 20ml
・ジンジャー・エール 適量
★マミー・テーラーとは?
ロングカクテルの「バック」というスタイルに属するカクテルです。バックとはスピリッツ(ジン、テキーラ、ウオッカ、ラムなど)にレモン・ジュースとジンジャー・エールを加えて作るカクテルのこと。有名なのに「ジン・バック」があります。1899年、ニューヨークで大人気だったオペラ歌手のマミー・テイラーに捧げたカクテルといわれています。
その2:ウイスキーを味わう~シンプルスタイル
3つのカクテルでのどを潤した後には、ゆっくり&まったりとウイスキーの味わってみましょう。ウイスキー本来の味を知るには、シンプルなスタイルで飲むのがおすすめです。
見た目にも涼しげな「ウイスキーミスト」は、たくさんのクラッシュアイスを満たすことで、グラスにミスト(=霧)がつくのがポイント。冷たいウイスキーと氷が溶けた冷たい水が混ざっていくのをじっくり楽しむことができます。
そして最後は何も入れずにストレートで。まずグラスに注いだウイスキーを揺り動かし、香りを楽しみます。それからゆっくり少しずつ味わってみましょう。
シンプルなスタイルで楽しむウイスキーと合うおつまみは、チョコレートやドライフルーツ。しっかりした甘みがウイスキーの深い味わいを引き立てます。
④ウイスキーミスト
【材料】
・お好みのウイスキー 30ml
・クラッシュド・アイス
※通常はレモンピールですが、レモンの皮やスライスなどを入れると見た目もおしゃれ! 細めのストロー2本添えます。
⑤ストレート/ニート
【材料】
・スコッチ・ウイスキー 10ml
その3:ウイスキーの楽しみ方・ウイスキーの基礎知識
ここまでは、1本のウイスキーを4人で楽しめる5つの方法をご紹介しました。ここからは、一般的なウイスキーの飲み方のバリエーションをご説明します。基礎知識として知っておくといいと思います。
全ての飲み方に共通するポイントは“つぎ足しは禁物”ということです。ついついやってしまいがちですが、1杯ずつ飲み干してから新たな1杯を作る、というひと手間だけで惰性でなく1杯1杯をフレッシュに美味しく飲むことができます。
ハイボール
ウイスキーとソーダの割合は1:4が黄金比といわれています。ウイスキー本来の風味や味わいが際立つので、お料理と一緒に楽しむにはおすすめの飲み方です。
※自宅でできる「究極に美味しいハイボール」の作り方をプロが伝授
水割り
基本的な割り合いは、ウイスキー1に対してミネラルウオーターが2~2.5と言われていますが、ハイボールとおなじく、1:4とすることで、アルコール度数が8%となり飲みやすくなります。決まりはないので、その時の気分や体調に合わせてお好みの濃さで楽しむのが一番です。
オンザロック
たくさんつがずにひと口、ふた口で飲み干せる量にするのがポイント。さっとかき混ぜ、氷とウイスキーが適度に混ざった適切なタイミングで飲むのがよいです。オンザロックは冷たさが命なので、グラスも冷やしておきましょう。
ウイスキーフロート
ウイスキーと水の比重が違う事を利用して作るカクテル。グラスの下層の透き通るような透明から、上層に向かってウイスキーの琥珀色というグラデージョンになり、眺めているだけでも美しい1杯。上から飲めばウイスキーストレート、水割り、チェイサーと3種類の味わいを楽しめます。
トワイスアップ
ウイスキー1に対して適度に冷えたミネラルウォーター1で割るスタイル。プロのテイスティングの際にもよく用いられます。氷が溶けて薄くなることがないので、ゆっくり飲みたい時におすすめ。
★最後に一番大切なコツ!
今回は、【夏のウイスキー】として、1本のウイスキーを使った5種類の飲み方と、基本の飲み方をご紹介しました。どれも、“冷たいこと”が美味しさのポイントです。そのためには冷蔵庫の溶けやすい氷ではなく、【コンビニやスーパーで売っている硬い氷を使うこと】、【グラスを冷やしておくこと】が美味しく飲むコツです。簡単なことなのでぜひ実践してみてくださいね。
今年の夏はウイスキーと一緒にエンジョイしましょう!
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