自宅でできる「究極に美味しいハイボール」の作り方をプロが伝授
暑い季節には、乾いたのどにシュワっとする炭酸飲料がとてもおいしく感じます。アルコールでいえば、ビールやハイボール、サワーなどがあります。
その中でも私が女性におすすめするのは「ハイボール」。ヘルシーでお財布にもやさしく、さらに欲張りな女性の要望にもこたえるバリエーション豊富な飲み物です。ちょっとプロの技を加えるだけで、簡単に「究極においしい」ハイボールを作ることができます。
ハイボールの黄金比って?
ハイボールとウイスキーの魅力については、以前の記事『女性にやさしいお酒「ウイスキー」3つの魅力』で詳しくご紹介していますのでぜひご覧ください。
「ハイボール」はご自宅で手軽に作ることができます。ウイスキーと氷とソーダ水を混ぜるだけなので作り方はとっても簡単で誰でもできる飲み物ですね。こんな簡単なハイボールですが、ちょっとしたひと手間で普段のハイボールが生まれ変わりますよ!
まずは基礎知識として、ご自宅でもバーでもハイボールを飲む機会に話すと「へ~」と言われるようなトリビア、そして私のレッスンで生徒さんから、よくある質問をご紹介します。
ハイボールって何?(定義)
狭い意味では「ウイスキーをソーダ水で割った飲み物」のこと。最近は広い意味で「さまざまなお酒を炭酸飲料で割った飲み物」全体をさしてハイボールと呼んでいます。
ハイボールの名前の由来は?
諸説あり有力なのは2つ。1つ目は、スコットランドのゴルフ場で、ウイスキーのソーダ割りを飲んでいた人のところに、高々と打ちあげられたゴルフボールが飛び込んできたという説。2つ目は、19世紀アメリカの鉄道の信号係が「GO」のしるしとして鉄塔の気球を上に高く掲げることにちなんで、ウイスキーのソーダ割りを飲むたびに”ハイ・ボール”といったという説です。
ハイボールの「黄金比」って?
「ウイスキー1」に対して「ソーダ水4」の割合で混ぜるのが黄金比といわれています。黄金比で作ったハイボールのアルコール度数は約8%です。もちろんお好みでアルコール度数を調整して楽しめるのもハイボールの魅力の1つ。濃い目がいい場合はウイスキー1:ソーダ水3の割合で作るとアルコール度数は12%になります。逆にお風呂上がりなどには、薄めに作って、一気にぐっと飲んでのどを潤すのもいいですね。
ハイボールにおすすめのウイスキーは?
もちろん飲む人のお好みなので、何を使ってもOKです。私がおすすめするのは、価格的にも気軽に楽しむことができる「ブレンデッドウイスキー」です。ブレンデッドウイスキーは多くの人が手軽に楽しめるよう、価格もおさえめですし、ハイボールなど割って飲むことを想定して作られている商品も多いのです。高価なモルトウイスキーなどは、香りや味わいが複雑で豊かなので、ストレートやトワイスアップで楽しむのがよいと思います。
トワイスアップとは、一言でいうと「氷なしの水割り」です。 ウイスキーの優しい芳香を体験できる飲み方で、ウイスキー1に対して常温のミネラルウォーターを1入れます。グラスはできれば脚付きのワイングラスやテイスティンググラスがよいでしょう。
ハイボールブームは日本だけ?
実はウイスキーの本場の英国や、欧米でウイスキーを飲む場合には、ハイボールではなくストレートや少し水を加えて飲むのが一般的です。日本でハイボールがブームになったのは、アルコール度数が低い方が飲みやすく、とりあえずビールという習慣がある日本人ならではなのかもしれませんね。最近では、世界でも日本ウイスキーの人気が高まっているため、それに伴ってハイボールも広まりつつあるようです。
「究極においしいハイボール」のポイントは
ハイボールは自宅でも、誰でも簡単に作ることができる飲み物。今回は自宅でも簡単に「究極においしい」ハイボールを作るプロの技をご紹介します。
プロの技とちょっとしたひと手間を加えて、みんなをあっと言わせるハイボールを作ってみましょう。
おいしすぎて、もうお店ではハイボールを注文できなくなるかも!?
※大切なポイントは「★」の部分です!
究極のハイボールの作り方
【材料】
(300mlグラスの場合)
- ウイスキー 30ml ★常温のままでもいいですができれば冷やしておくのがよいです。
- 氷 ★冷蔵庫の氷ではなくスーパーやコンビニエンスストアで売っている氷。
- ソーダ水 適量 ★しっかり冷やしておきましょう。
【作り方】
(グラス、ウイスキーも冷えていない場合)
- グラスいっぱいまで氷を入れます。
- ウイスキーを加えて、ここでまずマドラーで混ぜ合わせます。
ウイスキーとグラスを冷やします。
氷が減ったらここで追加します。
★グラスが白くなるまで混ぜるのがポイント。
★氷はグラスの縁から出ない量。飲むときに口に当たってしまいます。 - ソーダ水をグラスいっぱいまで注ぎます。
★静かに炭酸を逃がさないように注ぎます。 - マドラーで1回転混ぜます。
★ソーダ水を入れたら混ぜすぎない! 炭酸が抜けてしまわないようにしましょう。
おすすめハイボール~アレンジ編
ハイボールは、広い意味では色々なお酒と、色々な炭酸飲料を組み合わせたものを指します。ここでは3つの「ウイスキーを使ったアレンジハイボール」を、おすすめのウイスキーの種類と一緒にご紹介します。さらにご自身の好みでさらにアレンジしていただくのも自由です! ウイスキーの種類を変えたり、炭酸飲料を変えたり、ちょい足ししたり…色々試して自分のお気に入りのハイボールを見つけてください。
そしてウイスキーハイボールのおつまみには、もちろん燻製料理がおすすめです。燻製するときにウイスキー樽のチップを使えば、ウイスキーにぴったりの燻製料理が出来ること間違いなし!です。
コーラで元気に!「バーボン+コカ・コーラ」
バーボンの力強さとコーラの甘さが絶妙の組み合わせです。
※レモンを入れるとスッキリ飲みやすくなります!
柑橘系の爽やかさがマッチ「ジャパニーズウイスキー+トニックウォーター」
飲みやすい日本のウイスキーにトニックウォーターの苦みと酸味がベストマッチ。なるべくすっきりしたシンプルなタイプのウイスキーがおすすめ。
ピリっと大人の味「スコッチハイボール+燻製ブラックペッパー」
スモーキーさが特徴のスコッチウイスキーでハイボールを作り、最後に燻製したブラックペッパーを削り掛けます。スモーキーな香りとピリっとした味わいが刺激的な大人のハイボール。
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