定食店「大戸屋ごはん処」を展開する大戸屋は、2月24日の初のプレミアムフライデー(プレ金)イベントとして東京都千代田区の神田小川町店で「大人の食育セミナー」を午後4時から開催し、約20人のサラリーマン、OLが参加した。

テーマは「人生が幸せになる食の考えかた~心と体が若々しく元氣になる」で、柏原ゆきよ日本健康食育協会代表理事が「体力と気力のある元気な状態を目指すためには、毎日のライフスタイルの積み重ねが体質を作る。日本型の食生活=ごはん+みそ汁はすごい」と食事は健康管理ではなく元気のもとであることをさまざまな観点から分かりやすく解説した。

特にご飯はヨーグルトより整腸作用が高く、ご飯とおかず(味噌汁含む)の割合は6対4として、長期にわたる糖質摂取量と死亡率の関係について、炭水化物を60%食べた人より35%しか食べない人の死亡リスクが1.5倍と高いことを紹介して、昨今のご飯悪者説を一蹴した。

講演の後、参加者は大戸屋の定食を五感で味わった。

大戸屋の「大人の食育セミナー」は2010年から全国の大戸屋店舗でスタートし、これまで約1300回、約2万6000人が参加している。通常は平日の午前に開催しているが、仕事などで参加が難しいという声に応えて、プレ金に合わせて午後4時からの開催となった。

◇日本食糧新聞の2017年3月13日号の記事を転載しました。