洋生菓子大手のモンテールは今春、低糖質スイーツを広く提案する。3月から順次、糖質を10g以下に抑えたロカボスイーツシリーズ「糖質を考えたスイーツプラン」のラインアップを拡充。このほど東京都内で発表会を開催し、開発背景を説明したほか、人気タレントの関根麻里とぺえが応援に駆け付けた。

糖質10gを実現するとともに、ハイレベルな味覚設計も実現

同シリーズは、15年9月から展開。今回は新たに「糖質を考えたプチ贅沢ガトーショコラ」「同　プチ贅沢ブラウニーロール」の2品を発売する。

開発を担当した企画開発部商品企画の上総壮介主任は、「健康意識の高まりやお客さまからの要望を踏まえ、カラダのことを考えたスイーツづくりを主眼に開発した」と説明。また「糖質を理由にスイーツを我慢することはストレスにつながる。心を満たし、笑顔にあふれたおやつの時間を提供したい」と意欲を示した。

“緩やかな糖質制限”で知られる「ロカボ」は、食事を楽しみながらの糖尿病治療やダイエットなどで近年注目されている。同シリーズは全品糖質10gを実現するとともに、ハイレベルな味覚設計も実現。試行錯誤を繰り返した銅釜で炊いた専用カスタード、外皮の苦味を除去し特殊製法で製造した小麦ブランなど専用原料を厳選使用している。

今回発売した両品は、いずれもこれらの側面から商品化しており、低糖質品ながら優れた甘さやコク、風味を実現。会場ではゲスト参加した両名が試食を行い、関根が「チョコレートのコクや深い甘さに驚いた。おいしく、気持ちよく食べてほしい」とPRすれば、ぺえは「5個食べても糖質は1個分。スイーツを我慢しないダイエットに挑戦してほしい」とメッセージをおくった。

発表会が開催された代官山ティーサイトガーデンギャラリーでは、3月上旬までドリンク代のみで10分間同シリーズの食べ放題が楽しめる「モンテール　Sweets Plan Cafe～Happy 10minutes～」を期間限定でオープン。多くの一般消費者が訪れ、活況を呈した。

◇日本食糧新聞の2017年3月13日号の記事を転載しました。