プチプラアイテムでいつもの食卓をパッと華やかに演出するフード&テーブルスタイリストの渡辺有子です。2月3日節分の行事食の1つとして定着した恵方巻。我が家も毎年恵方を向いて海苔巻きを黙々とかぶりつきます。前回の福豆に続き節分を楽しむアイデアをご紹介します。今回は恵方巻をインスタ映えするオシャレな盛り付けに仕上げましょう。

節分と恵方巻

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節分の豆をオシャレにスタイリング!100均グッズも大活躍

恵方巻は「その年の恵方を向いて海苔巻きを無言で食べると縁起が良い」とされる節分の行事食です。正確な起源は不明とされていますが、大阪を中心に始まった風習と言われています。ちなみに2018年の恵方は南南東だそうです。

ただ、恵方巻を1本黙って食べきるのは少しキツイので、我が家では子どもが幼いうちは恵方巻を半分にカットして楽しんでいました。気分だけでも節分を楽しみ、残りはゆっくり食事を頂けるので結構おすすめです。

恵方巻を水引で丁寧に結んでワンプレートにスタイリング!

節分なのでやっぱり1本まるごと!という場合におすすめなのがこちらの盛り付けです。大きめのお皿を用意し、恵方巻1本を縦に置き水引をかけて結んでみました。

紅白の水引は、お祝い事の際に贈答品にかける紐で、丁寧に結んだだけでいつもの海苔巻きもランクアップしたように感じられますね。小さな朱塗りの盃には同じく行事食の「福豆」を添えてあります。

こちらの朱塗りの器は、ダイソーで購入したプラスチックのものですが、鮮やかな朱色で和のおもてなしやコーディネートによく映えておすすめです。

ハーフ恵方巻で食べやすく!断面がみえるように盛り付けましょう

恵方巻を1本まるかぶりするのはちょっと食べづらい…。という場合にはこちらのハーフ恵方巻&カット恵方巻のセットはいかがでしょうか。

恵方巻にかぎらず、肉巻きフライや八幡巻など巻物の形をした料理は、カットした断面の彩りがきれいです。なので、そのカットした断面が見えるように盛り付けるのがおすすめです。

また、一面に盛り付けると平面的になってしまうので、立体感が出るように重ねて盛り付けるとバランスよく仕上がります。我が家では、恵方巻用と後で食事と一緒に食べる用にこんな風に一皿に盛り付けています。

恵方巻入りワンプレートの献立!

恵方巻と一緒にちょこちょことおかずを盛り付けたワンプレートスタイルもインスタ映えして楽しいですね。

こちらはいわしの甘露煮と出汁巻卵、ほうれん草のお浸しの三菜ととともに汁ものをセットしたワンプレート献立です。

ワンプレートは平面になりがちなので、出汁巻卵や甘露煮など固形のものは高さがでるようずらして重ねて盛り付けるなど立体感が出るように工夫しましょう。

寒い節分の時期なので、汁ものを一緒に添えておくとよいですね。恵方巻だけで結構ボリュームがあるので、節分の食事ではそんなに沢山のおかずは用意しなくても十分だと思います!

関西だけでなく、全国的にも節分といえば恵方巻が定着しましたね。海苔巻きが主役になるのは、年に一度のこと!

市販品の恵方巻でもパックからそのまま頂くのではなく、ちょっと丁寧に盛り付けるだけで季節行事を存分に感じることができますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。