神戸市在住のたべぷろ編集部員の田添マチ子です。コタツでお餅を食べるのに最適な季節ですね。お餅は私を一瞬で幸せにしてくれます。一時期、炭水化物抜きダイエットに挑戦したことがありますが、体重と同時に心まですり減ったので止めました…。その時、悟ったのです。私には炭水化物抜きの人生なんてありえない!と。そんな私が今回ご紹介するのは、2種類の炭水化物の融合で生まれた神戸のB級グルメ“そば飯”です。

お米が微妙に残っている…という時はチャンス!

そのチャンスはある日、何気なくやってきます。

例えばこんな時はありませんか? 炊飯器の中を覗き込んでみたら、お米が少し残っている…。その量が、今夜の家族分には足りない。でも少なすぎる、というわけでもない…。

はい、それがそば飯を作るチャンスです! 微妙に残ったご飯が家族分に足りないなら、新たな炭水化物を足せばいいのです! その新たに足す炭水化物が“中華麺”です。

神戸では、お米に刻んだ中華麺と野菜、肉を混ぜ合わせたものが“そば飯”と呼ばれ、愛されてきました。地元では人気のB級グルメで、お好み焼き屋さんに行くと必ず頼むメニューでもあります。

簡単に作っちゃおう!

では、冷蔵庫の扉を開けてください。野菜は何でも合います。好きなものを入れてしまいましょう! 大抵のお宅に常備されているであろうキャベツ、玉ねぎ、ニンジンは相性ばっちりです。

チクワを入れるのもおススメです。いずれも食べやすい大きさに切ります。

麺を2センチ以下の幅でザックリと切っていきます。我が家は大きめかもしれません。小さく切った方がお米と絡みやすく、ポロポロ感が楽しめて食べやすくなります。お店に行くと、お米と同じくらい小さく刻んでいるところもあるくらいです。

先に具材を炒め合わせて、火が通ったら先ほど刻んだ麺を投入します。このままだと麺がほぐれないので、お水を50CCくらい入れましょう。麺と具材が交ざり合うようにまぜます。

いい具合に交ざったところでお米を投入し、よくまぜます。最後にお好み焼きソースをかけて出来上がりです。


お米にも火が通ったら出来上がりです

我が家は風月のお好み焼きソースを常備しています。でもお好み焼き用ではなくても、ウスターソースや中濃ソースなどの液体に近いものであれば、ソースはなんでも合いますよ。神戸のB級グルメは懐が大きいのです!

でも、かけすぎると素材の味が完全に消滅してしまうので、かけすぎには注意してくださいね。

そば飯が余ったら…

出来上がってみたら、結構大量になっていることがあります。好きなだけ家族に食べてもらいましょう! でも、余っても大丈夫。翌日も温めれば美味しく食べられますし、卵に包んでしまえばまた別の料理になります。

少なかったお米も、麺と野菜を足せば立派なメイン料理になります。栄養満点で、たくさん食べられて、子供も大人も大満足になること間違いなしです。皆さんもお米が中途半端に余っていたら、ぜひ神戸の絶品B級グルメのそば飯を作ってみてくださいね!