プチプラアイテムでいつもの食卓をパッと華やかに演出するテーブル&フードスタイリストの渡辺有子です。2月3日の節分は、豆まきをし福豆や恵方巻を食べて厄除けを行う風習が現代でも続いている季節行事ですね。今回は、節分の行事食の1つである福豆をおしゃれに見せるおすすめの器とスタイリングをご紹介します。

節分と豆まきについて

節分は一般的に立春の前日をさします。本来、節分には「季節を分ける」という意味があり、立春・立夏・立秋・立冬の各季節の始まりの前日のことをさしました。しかし、古い暦では立春を年のはじめとしていたことから、その前日にあたる2月3日が現在の大晦日にあたり重要視されたのです。

さて、季節行事の節分といえば豆まきがありますね。昔は季節の変わり目には悪い気(=悪魔)が入ると恐れられ、豆が「魔(マ)を滅(メ)する」に通じることに由来すると言われています。

豆から芽が出ないように炒った大豆をまいて邪気払いをし、年の数だけ福豆を食べることで福を取り込むという願いが込められているのです。

100均のマスを丁寧に包んでテーブルセッティング!

節分以外、炒った大豆を食べる機会は少ないですが、大切な行事食材をせっかくなのでオシャレにテーブルにのせて楽しんでみてはいかがでしょうか。

福豆を盛り付けるのにおすすめの器、ひとつ目はダイソーで購入した黒塗りのマスです。適度な厚みと重みがあって黒塗りの艶も安っぽく感じないので、何かと和のおもてなしに重宝できるお気に入りです。

和紙で丁寧に包んでみましたが、実はこちらご祝儀袋!

わざわざ和紙を購入しなくても身近で手に入るので安心くださいね。マスのサイズに合わせて祝儀袋をカットし熨斗を添えただけで、あらたまった感じに!

なんだか福を感じられそうですね。

IKEAのショットグラスを使ってスタイリッシュな豆に!

こちらは、IKEAの定番テーブルウェアのショットグラスに豆を盛り付けたものです。足つきのスタイリッシュなグラスに入れるだけで、オシャレな豆に見えます。一人分ずつテーブルの中央に並べておけば、前菜のように!

テーブルに配置する際には、豆を購入した際に一緒についていたプラスチック製の小さな鬼のお面を一緒に添えて節分らしさを演出します。

こういった季節行事のモチーフとなる小物を添えるだけで、食卓の雰囲気もそれらしく仕上がるので邪魔にならない範囲で残しておくことをおすすめします。

小さな豆皿に少量アクセントに添えてみる!

こちらは、3センチ角ほどの小さな箸置きです。少しくぼみがある豆皿のような形の箸置きは、ちょっとしは箸休めの珍味や漬物などを添えたり、今回のように豆を入れてセットしたり、と使い方もいろいろあって楽しめます。

私は陶器市で購入しましたが、雑貨屋さんなどにも同じようなものを見つけることができますよ。箸置きといえば直線のものが多いですが、こういった形のものはテーブルのアクセントにもなってくれます。

以上、節分の主役、福豆をオシャレにテーブルにのせる器とスタイリングのご紹介でした。ぜひ、今年は豆まきだけでなく節分のテーブルセッティングも楽しんでみてはいかがでしょうか。