カゴメは、2017年は「トマト」はもちろん、「ベビーリーフ」や「パックサラダ」に注力し、野菜不足解消に向け取り組む。生活者のサラダに求めるニーズ「簡単・適量調理で効率的かつ機能的に野菜を摂取できる素材の味わいを楽しむサラダ」に対応し、「簡便性」ニーズには「パックサラダ」を、野菜の栄養や色彩などの「健康期待」には「ベビーリーフ」を提案する。

トマトのおいしい食べ方と新たなメニューも提案

現在、首都圏のGMSやSMを中心に青果売場や惣菜売場で販売している「パックサラダ」に消費者の求める簡便性に対応した新製品を投入する。青果売場向けには、20~50代の働く女性の平日の夕食の提案として、野菜の鮮やかな色彩を楽しみながら、1食分の野菜(120g以上)を多品目の野菜から摂取可能な“ココロにもカラダにもおいしいサラダ”を新発売する。

ケールとセロリの「GREEN MIX」、高リコピントマトとビートの「RED MIX」、ベータカロテントマトとサラダかぼちゃの「YELLOW MIX」を投入する。ドーム型の容器を使用し、ひっくり返すだけで、簡単に盛り付けができるなど、簡便性を追求している。

加えて、惣菜売場向けには「豆乳仕立てのカプレーゼ風サラダ」や「2色トマトのカラフルマリネサラダ」など、彩り豊かなトマトや野菜のサラダを発売する。

加えて、高リコピントマトやGABAリッチトマトなどのトマトの健康価値を提案する「スーパーベジタブル」シリーズやサラダや調理など用途を提案する「ラウンドレッド」などを展開する「生鮮トマト」用メニュー調味料として「トマトでパッとひと皿」シリーズを青果売場専用商品として投入している。同シリーズは、トマトともう1種類の食材を組み合わせることで、手軽に新しいトマト料理ができるメニュー専用調味料で、トマトのおいしい食べ方と新たなメニューを提案する。

「ベビーリーフ」は、16年12月に山梨県北杜市に同社の自社菜園を開設し、まずは首都圏を中心に展開する。「ミックス」「単葉」「メニュー/簡便性」の三つの切り口で提案し、「ベビーリーフ」の持つ魅力を、消費者に届けていく。

◇日本食糧新聞の2017年3月13日号の記事を転載しました。