休校で留守番の子どもでも作れるお昼ごはんレシピ5選!シリコンスチーマーとレンジを使えば簡単
こんにちは。食生活指導士の桑原田陽子です。休校期間が続くなか、子ども達のお昼ごはんの準備に頭を悩ませている方もいらっしゃるかと思います。今回は、お子様と一緒に作れるレシピでもあり、また、ご出勤によりお子様方だけでお留守番をする日に、お子様方だけででも調理することができるような、電子レンジを使用したお昼ごはんレシピ5品をご紹介します。休校中で外出を控える子ども達のお昼ごはんの時間が、親子との楽しい時間に。そして、お子様方だけで調理をして頂いた際には、仕事を終えてからの子供との楽しい会話のテーマのひとつとして頂けましたら幸いです。
和風きのこスパゲッティー
【使用する道具】
計量スプーン
シリコンスチーマー
電子レンジパスタ調理器
大き目のボウル
お箸(スパゲッティーとソースを絡めるもの)
盛り付け皿
【材料】(子ども2人分程度)
しめじ(石づきが付いていないもの) 1/2パック
しいたけ 1個
スパゲッティー 100g
バター 大さじ1/2
しょうゆ 小さじ1
昆布出汁顆粒 小さじ1/2
みりん 大さじ1
【作り方】
1.しめじとしいたけを軽く洗い、手でちぎる。ちぎったものは、シリコンスチーマーに入れる。
しいたけをちぎる際には、片手でしいたけを持って、反対側の手で軸を取り除く。かさの部分は、親指の爪を立て、しいたけに押し込むように親指を入れる。そして、親指と人差し指でつまむようにしてちぎるとスムーズです。
2.(1)に、バター・しょうゆ・昆布出汁顆粒・みりんを入れて、軽く混ぜる。
3.(2)を電子レンジ500Wで2分30秒間加熱をする。加熱が終了したら、机の安全な場所にいったん置いておく。
4.スパゲッティーを電子レンジパスタ調理器にて茹でる。(※茹で方についてはご使用の電子レンジパスタ調理器の説明書通りにご利用下さい)
5.(4)のスパゲッティーを大き目のボウルに入れる。その上から(3)を加える。お箸などでスパゲッティーと(3)を絡めたら完成。
【お子様達だけで調理する場合の注意事項】
・シリコンスチーマーや、電子レンジパスタ調理器は熱い湯気が出る可能性がありますので、顔を近づけたりすることのないように気を付けて下さい。
・電子レンジ加熱したものを取り出す際に、熱いと感じたら、無理にすぐに取り出すのではなく、1〜2分待ってから取り出すようにしてください。
・ご自宅の電子レンジパスタ調理器の使用方法を保護者の方とご確認ください。
野菜とソーセージのトマト煮込み
【使用する道具】
計量スプーン
ザル
シリコンスチーマー、あるいは、電子レンジ調理鍋
小さ目の泡だて器(なければ、スプーンやお箸などかき混ぜることができるもの)
盛り付け皿
【材料】(子ども3人分程度)
カット煮込み野菜(茹でてあるもの) 1袋
しめじ(石づきがついていないもの) 1/2袋
ソーセージ 7本程度
うらごしトマト 1パック
コンソメ 1個
白味噌(なければ家にある味噌で大丈夫です) 小さじ1
みりん 大さじ1
※今回使用したカット煮込み野菜のように、味付けがされているものであれば、コンソメは使用しなくて大丈夫です。
【作り方】
1.しめじ1/2袋分を洗って、ザルなどにあげておく。
2.シリコンスチーマーあるいは電子レンジ調理鍋に、うらごしトマトを1パック全て入れる。そこに白味噌とみりんを入れて、泡だて器で混ぜ合わせる。
3.(2)にカット煮込み野菜・(1)のしめじ・ソーセージ・(コンソメ)を入れて、容器に蓋をする。
4.電子レンジ500W(シリコンスチーマーの場合:6分間、電子レンジ調理鍋の場合:9分間)に設定をする。
5.電子レンジに(3)を入れて、加熱をしたら完成。
【お子様達だけで調理をする場合の注意事項】
・シリコンスチーマーや、電子レンジパスタ調理器は熱い湯気が出る可能性がありますので、顔を近づけたりすることのないように気を付けて下さい。
・電子レンジ加熱したものを取り出す際に、熱いと感じたら、無理にすぐに取り出すのではなく、1〜2分待ってから取り出すようにしてください。
坦々うどん
【使用する道具】
計量スプーン
シリコンスチーマー
ボウル
深皿(調味料を混ぜ合わせるために使用するもの)
小さ目の泡だて器(なければスプーンや割りばし)
耐熱皿(うどんを調理する際に使用)
ラップ
スプーン
割りばし 2本
盛り付け皿
【材料】(子ども3人分程度)
豚ミンチ肉あるいは鶏ミンチ肉 180g
長ネギ(白い部分) 1/3本
しいたけ 1個
ゆでうどん 2玉
豆板醤 小さじ1/8
おろしニンニク 小さじ1/6
砂糖 大さじ1
鶏ガラスープ(顆粒) 小さじ1
味噌 大さじ1/2
みりん 大さじ1/2
(醤油 小さじ1)
水 大さじ2
※おろしニンニクは、おろした状態で売られているものをご使用頂くと便利です。
※醤油を入れない場合、小さなお子様でも食べられる甘めの仕上がりになりますので、お好みで醤油を使用してください。
【作り方】
1. カット済の長ネギと、しいたけを手でちぎってボウルに入れておく。
しいたけをちぎる際には、片手でしいたけを持って、反対側の手で軸を取り除く。かさの部分は、親指の爪を立て、しいたけに押し込むように親指を入れる。そして、親指と人差し指で摘まむ様にしてちぎるとスムーズです。
2. 深皿に味噌・みりんを入れて、泡だて器で混ぜ合わせる。
シリコンスチーマーにミンチ肉を入れ、混ぜ合わせた味噌とみりん・豆板醤・おろしニンニク・砂糖・鶏がらスープの素(顆粒)・(醤油)を入れて、(1本目の)割りばしで混ぜ合わせる。
その上に(1)で千切った野菜を入れて、シリコンスチーマーの蓋をする。
3.(2)を電子レンジ500W2分30秒間加熱する。加熱が終了したら蓋をあけ、肉の塊をほぐすために、スプーンで押しつぶす。肉の塊がなくなったら、シリコンスチーマーに入れた状態で、いったん机の安全な場所に置いておく。
4. うどんを2玉耐熱皿に入れる。そこに大さじ2の水を加える。そのお皿に軽くラップをかける。
5.(4)を電子レンジ500W2分30秒間で加熱する。加熱が終了したらラップを外して、(2本目の)割りばしでうどんをほぐす。盛り付け皿に、うどんを分け入れ、その上に(3)をかけたら完成。
【お子様達だけで調理する場合の注意事項】
・シリコンスチーマーや耐熱皿は熱い湯気が出ることがあるので、顔を近づけたりしないように気を付けて下さい。
・電子レンジ加熱したものを取り出す際に、熱いと感じたら、無理にすぐに取り出すのではなく、1〜2分待ってから取り出すようにしてください。
たらこクリームスパゲッティー
【使用する道具】
計量スプーン
スプーン
フォーク
平皿
シリコンスチーマー
電子レンジパスタ調理器
盛り付け皿
【材料】(子ども約3人分程度)
生たらこ 小さ目3本
生クリーム 200ml
パスタ麺 200g
昆布出汁顆粒 小さじ1/2
【作り方】
1. 生たらこを全て平皿にのせる。右手にフォーク、左手にスプーンを持つ。
生たらこの左端をスプーンで押さえて、右手のフォークで生たらこに5ヶ所ほど穴をあけた後、フォークの側面を利用し、左から右にスライドさせたり、フォークの背面を利用したりして、たらこの中身を押し出す。
2. シリコンスチーマーに、生クリーム200mlと(1)と昆布出汁顆粒小さじ1/2を入れて混ぜ合わせる。シリコンスチーマーの蓋をする。
3. 電子レンジを500Wで3分間に設定し(2)を加熱する。加熱が終わったらソースの完成。ソースはシリコンスチーマーに入れた状態で、いったんテーブルの安全な場所に置いておく。
4. スパゲッティーを電子レンジパスタ調理器にて茹でる。(※茹で方についてはご使用の電子レンジパスタ調理器の説明書通りにご利用下さい)
5. 電子レンジで茹でた(4)のパスタ麺を大き目のボウルに入れて(3)のソースを上からかける。
フォークやスプーンを使用して(4)のパスタとソースを絡めたら完成。
【お子様達だけで調理する場合の注意事項】
・シリコンスチーマーや、電子レンジパスタ調理器は熱い湯気が出る可能性がありますので、顔を近づけたりすることのないように気を付けて下さい。
・電子レンジ加熱したものを取り出す際に、熱いと感じたら、無理にすぐに取り出すのではなく、1〜2分待ってから取り出すようにしてください。
・ご自宅の電子レンジパスタ調理器の使用方法を保護者の方とご確認ください。
ロールキャベツ風
【使用する道具】
計量スプーン
計量カップ
大き目のボウル
ビニール手袋
シリコンスチーマー
スプーン
フライパン返し
盛り付け皿(少し深めのお皿をおすすめします。)
【材料】(子ども3人分程度)
※材料は全て2倍にした方が計りやすい分量となっていますので、2倍分を作っておいて、残りは夜ご飯などで召し上がって頂くこともおすすめです。
豚牛合いびき肉 200g
長ネギ(白い部分) 1/6本
しいたけ 1個
小松菜(葉の部分) 3枚
キャベツ 2枚
パン粉 計量カップで量った際の50ml
牛乳 大さじ2.5
卵 1/2個
塩 小さじ1/4
コンソメ 1/2個
水 100ml
【作り方】
1. しいたけ・小松菜を洗う。洗ったら、それぞれの野菜を千切る。
しいたけを千切る際には、片手でしいたけを持って、反対側の手で軸を取り除く。かさの部分は、親指の爪を立て、しいたけに押し込むように親指を入れる。そして、親指と人差し指で摘まむ様にして千切るとスムーズに千切れます。
千切った野菜とカット済の長ネギを、大き目のボウルに入れる。
そこに牛豚合いびき肉・パン粉・牛乳・卵・塩を入れて混ぜ合わせる。混ぜる際は、ビニール手袋を使用することをおすすめします。混ぜ合わせたものは、ボウルの中で1/2等分にしておく。(材料を全て2倍にして作る場合には、1/4等分にしておく)
2. キャベツを洗って、お皿に置いておく。
その上に、キャベツを千切りながらのせていく。それを2回繰り返し、シリコンスチーマーの蓋を閉める。
キャベツを千切る大きさにばらつきがあっても大丈夫です。シリコンスチーマーに、スプーンで(1)の1/2の量を敷き詰める。(材料を全て2倍にして作る場合には、1/4の量)
3. 電子レンジ500Wで4分間に設定する。(2)を電子レンジに入れて加熱する。加熱が終了したら、机の安全な場所に置き、蓋を開けて3分間冷ます。冷ましたらフライパン返しなどを使用して、盛り付け皿に移す。
4.肉汁が残っている状態のシリコンスチーマーに、水200mlとコンソメとみりんを入れて蓋をする。電子レンジを500W2分30秒間加熱する。
5.(4)を好みの量だけ(3)にかけたら完成。
【お子様達だけで調理する場合の注意事項】
・生肉や卵を触った後は、しっかり手を洗ってください。
・生肉の付いた大き目のボウルやスプーンの処理方法を保護者の方にご確認ください。
・シリコンスチーマーは、蓋を開ける際に、とても熱い蒸気が出てくることがありますので、顔を近づけたりしないように気を付けてください。
・電子レンジ加熱したものを取り出す際に、熱いと感じたら、無理にすぐに取り出すのではなく、1〜2分待ってから取り出すようにしてください。
シリコンスチーマーを使えば時短に
今回ご紹介したレシピの時短のコツは「シリコンスチーマーを使用」と「ちぎれる野菜を使用」です。シリコンスチーマーを使用する最大のメリットは、電子レンジを使用している間に他の作業ができることだと思います。
今回のレシピでは、加熱作業の全てが電子レンジを使用しているため、調理における同時作業はないかと思いますが、そのような時は、電子レンジを使用している間に、洗い物などを済ませておくと、時間を有効に使えますよ!
そして今回は、ちぎれる野菜を使用していることも時短のコツです。これらの野菜は、熱の通りも早いですし、洗い物も少なくなるので、野菜をちぎって使用することも時短のコツとして是非取り入れてみて下さい。
料理で親子のコミュニケーション!
今回は、食を通して、親子のコミュニケーションの時間を増やして頂くことを是非おすすめしたいと思います。親子料理と聞くと、事前準備が大変なのではないか、集中してできるのだろうかなどの思いから、ちゅうちょしてしまう方もいらっしゃるかと思います。しかし、一度試みて頂くとすぐに、親子料理にはたくさんの魅力があることをお気づき頂けるかと思います!
我が家の息子は、イヤイヤ期真っ最中の2歳3ヶ月から一緒にお料理を始めましたが、親子料理を習慣化することで息子が、料理以外の場でも感情の共有を求める様になったことがとても嬉しい変化でした。感情の共有を求めるようになったことで、イヤイヤが発動したとしても、ママが解ってくれている!と早めに気が付くことができ、気持ちを落ち着かせることも早くなったように思います。
その他にも、挑戦することにより積極的になったことや、お手伝いを率先して行うようになったこと、集中して物事に取り組むようになったことなど、親子料理を通して嬉しい変化を日々感じています。今回のレシピをきっかけに、親子の楽しいコミュニケーションの時間のひとつとして、ぜひ親子料理に挑戦してみて頂けましたら幸いです。
さいごに
今回ご紹介させて頂きましたレシピは、刃物も火も使用しておりませんので、小さなお子様にも調理に参加して頂ける内容となっておりますが、お子様方だけで留守番をされている時など、保護者の方が側にいらっしゃらない状態でお子様方だけでご作成頂きます場合には、事前に、調理器具の安全な使い方や気を付けるべきことをお子様と一緒にご確認くださいますようお願い申し上げます。
休校中のお昼ご飯の準備で悩まれている方に是非お試し頂けましたら幸いです。
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