こんにちは!食生活指導士の桑原田陽子です。帰宅後、急いで夕飯の準備を行いたいにも関わらず、子どもからの「構って!構って!」が始まってしまい、なかなか夕飯の準備が始められず困ってしまうことはありませんか? 今回は、そんな悩みを抱えるワーママさんにおすすめの、ママも子どもも楽しく過ごせる15分親子料理をご紹介します。「鰤と野菜のケチャップ炒め」「ごぼうチップス」「かぼちゃサラダ」の3品を同時進行で完成させます。

「鰤と野菜のケチャップ炒め」「ごぼうチップス」「かぼちゃサラダ」を同時に調理

材料には、下準備済み作り置き食材に加えて、風邪予防食材も使用していますので、この時期におすすめの夕飯メニューでもあります。子どもには、「かぼちゃサラダ」作りに参加してもらいます!

【鰤と野菜のケチャップ炒め材料】(子ども2人分)
鰤(下準備済み作り置き材料) 1袋
小松菜(下準備済み作り置き材料) 1袋
玉ねぎ(下準備済み作り置き材料)  1袋
ケチャップ 小さじ1/2
顆粒出汁(鰹) ひとつまみ

【ごぼうチップス材料】(大人2人、子ども2人分)
ごぼう 30cm程度
カレー粉 小さじ1
コンソメ 小さじ1.5
片栗粉 大さじ2

【かぼちゃサラダ材料】(大人2人、子ども2人分)
かぼちゃ 200g
枝豆 (冷凍) 70g
マヨネーズ 適量

【事前準備】

下準備済み作り置き食材と冷凍枝豆をご出勤前に冷蔵庫にあげておいて下さい。

【幼児食】5日分の肉・魚・野菜を週末30分で下準備!平日の夕飯づくりが10〜15分に

【作り方】

1.「かぼちゃサラダ」用のかぼちゃを(なるべく小さな)乱切りにする。

2.(1)をシリコンスチーマーに入れ、かぼちゃが浸るぐらいの水を加えて蓋をする。電子レンジ500W・4分30分間加熱する。

3.(2)の間に、「鰤と野菜のケチャップ炒め」を作る。油をひいたフライパンを中火で熱し、鰤を入れて、表面に火が通ったら、野菜と調味料を加えてさらに炒める。鰤に完全に火が通ったら完成。

4.(2)をざるにあげ、水切りをして大き目のボウルにうつす。

5.(4)の間に、「ごぼうチップス」の下準備を始める。ごぼうをピーラーでスライスする。

6.(5)をボウルに入れて、カレー粉・コンソメを加えて、揉み込む。

★以下から子どもに参加してもらいます。

7.(6)で、ごぼうに味をつけている間に、子どもに「かぼちゃサラダ」の作り方を説明する。

(説明例:かぼちゃを潰したら、枝豆を入れて、その後、マヨネーズを10数えながら入れるよ〜!)

8.ボウルに入れた(4)のかぼちゃ・枝豆・マヨネーズ、(かぼちゃを潰すための)小さめの泡立て器やすりこぎ棒などを子どもの前に用意して、(7)の順序で作成し始める。

9.かぼちゃを潰す作業までは子どもと一緒に行い、枝豆の実を取り出してボウルの中に入れる作業に移ったら、ママは「ごぼうチップス」を揚げる作業を行う。

10.片栗粉を入れたビニール袋に、(6)のカレー粉と合わせたごぼうを入れて、ビニール袋を振って片栗粉をまぶす。

フライパンに3cmほどの高さまで油を注ぎ入れ、強火にかける。ごぼうを揚げたら完成。

11.子どもとの作業に戻り、一緒に10を数えながら適量のマヨネーズを(9)のボウルの中に入れ、混ぜ合わせたら完成。

下準備済み作り置き食材を使えば時短に

今回のメニューでの時短のコツは、下準備済み作り置き食材に加えて、野菜の切り方を工夫することと、シリコンスチーマーを使用しての電子レンジ調理法です。

ごぼうチップス作りで使用するごぼうは、ピーラーで薄く切ることで、短時間で切る作業を行え、火の通りも早くなります。一見、時短料理に向いていないように感じるごぼうも、ピーラーを使用することにより、時短料理として取り入れやすい食材になります。

かぼちゃサラダ作りは子どもにお手伝いしてもらいました。かぼちゃを潰し損ねても問題ない硬さにしておくためにも、シリコンスチーマーを使用して電子レンジでかぼちゃを柔らかくする作業を取り入れました。

親子料理でママのストレスも軽減

今回は、親子料理で調理時間15分を可能にする方法をご紹介させて頂きました。親子料理で時短!?と驚かれる方もいらっしゃるかと思うのですが、これが意外と日々の料理の中で、時短料理につながる工夫となっています。

子どもの「構って!構って!」の気持ちを、ママと一緒に料理をすることで解決し、ママもストレスを感じることなく夕飯作りを行えるので是非一度お試しいただきたい方法です!

子どもは大人と同じことが出来るのが嬉しいですし、何かを任せられることに喜びを感じて、楽しんで集中して取り組んでくれると思います。

今回は、かぼちゃサラダ作りで、枝豆を使用していますが、枝豆の実を取り出す作業は、子どもにとっては少々時間のかかる作業でもあります。子どもが枝豆を扱っている間に、ママは火を扱う作業を済ませてしまえば、より時短につなげられると思います。