味噌カツや味噌煮込みうどん、味噌おでんなど、愛知県を中心とする東海地方では味噌の食文化が盛んです。現在はさまざまな地域で食べられていますが、発祥は八丁味噌で有名な岡崎市だといわれています。今回はそんな愛知県の味噌文化をおうちで楽しめるよう、東海圏で親しまれている味噌ソース「つけてみそかけてみそ」を使って子どもも大好きなピザを作ってみました!

愛知のローカル調味料「つけてみそかけてみそ」を使って味噌チーズピザを作ろう!

東海地方で売り出されている「つけてみそかけてみそ」。味噌カツはもちろんのこと、豆腐や焼きナスなど、いろいろなものにかけて使える万能調味料で、地元の方々に愛されています。製造元のナカモは愛知県に本社を構え、さまざまな味噌の商品を販売しています。

他にもたこ焼き・お好み焼きなどどんなものでも名古屋の味に変えられる名古屋人なら知らない人はいない一品です。

今回は風味の良い「つけてみそかけてみそ」ゆず味を使ってみました

今回はこの「つけてみそかけてみそ」を使って、簡単にできるピザのレシピをご紹介します。メインとなる味噌と具として使うチーズはともに発酵食品であり、栄養もたっぷり。味噌には、良質なたんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維などが、チーズにはカルシウムなどが含まれており、どれもお子さんの成長に欠かせない栄養素ばかりです。

【材料】(ピザ1枚分)
ピザシート 1枚
つけてみそかけてみそ 大さじ2
溶けるチーズ(シート) お好みの分量(4等分くらいに裂く)
鶏肉(グリルしたもの) 6切れ
わけぎ(彩りとして) お好みで

【作り方】
1.ピザシートに「つけてみそかけてみそ」をまんべんなく塗る。

2.鶏肉、チーズを並べる。お好みで万能ねぎを散らす。

3.オーブントースターで10分焼いたら完成!

岡崎の八丁味噌に始まる赤味噌文化の歴史

地元の人に親しまれ、全国的にも知られている愛知県の味噌文化。今回ピザに使った「つけてみそかけてみそ」は多くの家庭で活用されている調味料で、プレーンのほかにも減塩タイプやマイルドタイプ、ゆず風味などの味わいがあるほか、小分け包装になっていてお弁当にも入れられる「プチ」などもあり、地元の人にとっては定番のソースです。

ケチャップやマヨネーズのように、お弁当用のサイズも販売。バリエーション豊かです

ほかにも、お味噌汁や味噌煮込みうどんなど多様な味噌料理が知られていますが、ここまで味噌文化が盛んになったのには、岡崎の八丁味噌が関係しているといわれています。

その歴史をひも解くと、江戸時代、岡崎城から八丁(約870m)先にあった八丁村(今の岡崎市八帖町)に味噌蔵があり、そこで「八丁味噌」が誕生。その後は東海道を行き来する人々がどんどん広めていき、東海地方を中心に親しまれるようになりました。

八丁味噌自体は現在商標登録され、「カクキュー」「まるや」の2社のみが名乗ることができます。しかし、そのほかにも赤味噌の文化はさらに広まっていっており、さまざまな企業が美味しい味噌を開発し、提供しています。

参考サイト:
八丁味噌とは? 八丁味噌協同組合
つけてみそかけてみそ 味噌のナカモ通販サイト醸蔵

岡崎市の八丁味噌に始まるとされる愛知の赤味噌文化。濃厚な味噌の味わいは、今や全国的に愛されていますね。今回ご紹介したピザであれば、ソースを塗って具材をのせるだけなので簡単にできちゃいます。おうちで愛知の味噌文化を堪能してみてくださいね!