じゃがいもで作られたお餅のような「いももち」は、北海道民に慣れ親しまれたお惣菜の一つです。焼いて醤油をかけ、シンプルに食べるのはもちろんのこと、トッピングしたり、ひと手間加えたりとアレンジを楽しむのもおすすめ。そこで今回は、そんないももちのおいしいアレンジレシピをご紹介します! おやつやお昼ごはんにぜひどうぞ。

じゃがいもで作る北海道の郷土料理いももち

北海道の郷土料理である「いももち」はじゃがいもと片栗粉、小麦粉などを合わせて作る、まるでお餅のような食感のお惣菜。自宅で作ることもできる家庭的な料理ですが、地元ではすでに出来上がった市販品も販売されています。

市販のいももち。北海道の複数のメーカーから販売されています

今回は市販のいももちを使い、カンタンでおいしいアレンジレシピを2種類作ってみました。ひとつは子どもも大好きななんちゃってたこ焼き、もうひとつは大人もうれしい明太子や大葉を使ったちょい足しアレンジです。さっそく、作り方を見ていきましょう!

なんちゃってたこ焼きのレシピ

青のりや紅生姜をかけると、よりたこ焼きっぽく♪

【材料】(4人分)
いももち 4枚
タコ(蒸したもの) 8枚
ごま油 適量
かつおぶし 3g
オタフクソース お好み
マヨネーズ お好み
紅生姜 お好み
青のり お好み

【作り方】

1.いももちに切り込みを入れる。

2.タコを2枚ずつ挟む。

3.フライパンにごま油を引いて熱し、両面を焼き目がつくまで焼く。

4.器に盛り、オタフクソース・マヨネーズ・かつおぶしをかける。

大葉×明太のせアレンジレシピ

大葉のうえに明太子を少し飾ると彩りもよく見えます

【材料】(1人分)
いももち 3枚
明太子 1本
大葉 3枚
マヨネーズ醤油ソース マヨネーズと醤油を3:1

【作り方】
1.フライパンにごま油を引いて熱し、いももちを両面焼き目がつくまで焼く。

2.器に盛り、明太子とマヨネーズ醤油ソースを塗る。

3.細切りにした大葉をたっぷり盛って、完成!

保存食や主食として長年親しまれ続ける「いももち」

北海道民にとってはすっかりお馴染みのいももち。主な原材料はじゃがいもですが、北海道はじゃがいもの名産地として知られていますね。現在は収穫量が日本一となっており、全国で多くの人に食べられています。

なぜ北海道で多く生産されているかといえば、じゃがいもが寒い気候でも栽培でき、長期保存が効くからなのだとか。また、その栽培の歴史も長く、北海道が開拓され始めたころからすでに栽培されていたそう。

そんななかでじゃがいもを活用したいももちは、主食や腹持ちの良い料理として北海道の家庭で作られるようになり、特に戦時の食糧難の最中では、お米の代わりとして大変重宝されていたのだといいます。

有楽町のアンテナショップでも購入することができますよ♪

現在、いももちは市販でスーパーなどで販売されているほか、自宅で作る家庭も多く、苫小牧市のホームページには作り方が記載されています。お土産として市販を楽しむだけでなく、自宅でお子さんと一緒に作ってみるのも良いですね。

参照サイト:
いももち/北海道苫小牧市
いももち・かぼちゃもち(北海道) 一般財団法人 製粉振興会

じゃがいものほんのりとした甘みともちもちとした食感のいももちは、好きになるお子さんも多いはず。お休みの日のお昼ご飯や、ちょっと小腹がすいたときのおやつとしても良いのではないでしょうか。シンプルなお惣菜だからこそ、アレンジは自由自在。今回のレシピも試してみてくださいね!