ボンジュール!フランス食育研究家コンフェひろこです。今回ご紹介するのは、日本でもフランスでも大人気のクレープです。焼きたての生地にジャム、はちみつ、チョコレートスプレッドなどのトッピングを楽しんでもよし、甘さ控えめなのでハムやチーズなどをのせて食事系にすることもできます。材料も作り方もとてもシンプルなので忙しいママにもお手伝い好きな子どもたちにもおすすめです。

牛乳を使うと生地がもちもちに

【材料】(4人分20cmのフライパン使用)
無塩バター 大さじ2
薄力粉 200g
砂糖 大さじ2
塩 ひとつまみ
卵 2個
牛乳 500ml

材料はこれだけ!牛乳を使うと生地がもちもちになります

【作り方】
1.無塩バターはレンジで溶かす。ボウルに薄力粉・砂糖・塩を混ぜ合わせる。

2.(1)のボウルに卵と少量の牛乳を加え、よく混ぜる。

3.残りの牛乳も少しずつ加え、ダマにならないように手早く混ぜる。

4.最後に溶かしたバターを加え、時間があれば1時間ほど冷蔵庫で寝かせる。

生地は生クリームのような濃度で大丈夫です。

5.焼く前に再度生地を混ぜる。フライパンにサラダ油か無塩バターを入れ、卵焼きの要領で、お玉半分くらいの生地を流し入れ、薄い生地を作る。

両面焼いたら出来上がり。

焼きあがったら、お皿に積み重ねていきます。すぐ食べない場合は、乾燥しないようにアルミホイルでフタをします。

フランスではクレープを食べる頻度が多いので、一家にクレープパンがあるのが一般的ですが日本ではめずらしいですよね。

でも大丈夫です! 今回レシピで使用したのは、テフロン加工の料理用フライパンです。また我が家では子どもたちには卵焼き用のフライパンを使って、小ぶりの生地を焼きます。

小さいほうが焼きやすいので時短です。子どもたちもこれなら手づかみで食べられます!

生地作りを失敗しないポイント3つ

・ダマにならないように、粉類を入れたボウルに牛乳を少しずつ加えます。

・バターを入れることで生地がしっとりして、冷めてもおいしく食べられます。

・焼く時は、テフロン加工のフライパンがおすすめです。

これら3つのポイントを押さえれば、失敗せず簡単でおいしい本場のクレープ生地ができます。生地は冷蔵保存できるので、時間がある時にまとめて焼けば効率的ですね。

フランスで人気のフレーバーは

こちらで大人気のフレーバーも2つ紹介します。

<大人のクレープ レモンシュガー>
フランス人は、とってもシンプルなこのフレーバーが大好きです。コクを出すならバターやはちみつを加えてもおいしいですよ。

作り方は至ってシンプル。焼きあがったクレープ全体に砂糖とレモン果汁を振りかけるだけ。これを端からくるくる巻いて、棒状にしたクレープを手で食べます。

<子どもに大人気 チョコレートスプレッド>
ヌテラなどのチョコレート風味の甘いスプレッドは大人も子どもも大好きです。フランスではお祭りや学校行事で親が作るおやつの定番メニューです。

ぜひいろいろ試してくださいね!

子育てに協力的なフランスのパパ

共働きで子どもが3人の友人宅では、「毎週日曜日はクレープ!」と献立を決めています。気になってこの習慣の由来を聞いてみると、3人目の子ども出産後、1年未満で復帰したママの苦労が想像以上で、状況を見かねたご主人が日曜日のごはんを担当することになったそうです!

ただ、ご主人はエンジニア職でお料理が大の苦手。そこで考えたのが「週末の1食は、子どもとクレープを作る!」というアイデアだったそうです。

いまでは子どもたちも手が離れ立派に育ちましたが、この家族の習慣はずっと残っていて、友人を週末のクレープパーティーに招いてはこのエピソードを語っているとのこと。誰でも作れる簡単なレシピならではのエピソードですよね。