沖縄のグルメといえば、「沖縄そば」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。優しいかつおだしの風味や食感のある太麺などがおいしく、県内外問わず親しまれている人気メニューですよね。
しかし、沖縄そばの食べ方はそれだけじゃないんです! 今回は沖縄そばを焼きそばにアレンジ。炒めるだけだからすぐにできちゃいます。早速作り方を見ていきましょう!

定番の沖縄グルメ・沖縄そばの特徴は

沖縄の人気グルメとして、全国にその名が知られている沖縄そば。観光客にも人気ですが、県内ではなんと1日に約15万食も消費されているといわれるほどの定着ぶり。地元でも愛されているんです。

そんな沖縄そば、実は「そば」という名前にもかかわらず、そば粉はまったく使われていないのが特徴。原料となるのは小麦粉となっており、麺は中華麺に似ています。一般的にはかつおのだし汁と一緒に煮立て、ねぎやかまぼこ、沖縄でよく売られている三枚肉、ソーキ(豚のあばら肉)、紅ショウガなどと一緒にいただきます。

しかし、太麺の沖縄そばは中華麺に似ていることもあり、たれと絡めたり、炒めたりして活用するのもおすすめ。そこで今回は、焼きそばにしてみました!

ソースの焼きそばではなく、だしと絡める焼きそばに大変身。いったいどのように作るのか、早速作り方を見ていきましょう!

【材料】(4人分)
沖縄そば(ゆで麺) 1袋(500g)
キャベツ 1/4個
ピーマン 3個
玉ねぎ 1/2個
豚バラ肉 150g
かつお節 2袋
沖縄そばだし汁(市販のもの) 適量
塩コショウ 適量
紅ショウガ(お好みで)

【作り方】
1.キャベツ、ピーマン、豚バラ肉を食べやすい大きさに切る。 沖縄そばはさっと湯がく。

野菜は表記の通りでなくても、冷蔵庫に余っているものを使えばOK!

2.フライパンに油を引いて熱し、(1)を炒める。

3.全体に火が通ったら、沖縄そば、かつおぶしを加えてさらに炒める。

4.沖縄そばだし汁を好みで加えて、塩コショウで味を調えたら完成! 好みで紅ショウガを添えてもおいしいです。

今回使用したのは沖縄で市販されている「沖縄そばだし」。用意するのが難しい場合は、白だしで味付けするのがおすすめ。

昔から親しまれる沖縄そばの由来と歴史は?

現在は多くの人に親しまれている沖縄そば。一般的な「蕎麦」とは作りも違いますが、これは実は、中国から取り入れられたものが由来しているからと言われています。中華麺に似た形をしているのは、中国の文化が少し入っているからなのかもしれませんね。

沖縄そばが普及するようになったのは、明治時代の中ごろ。中国の方が那覇市にはじめてそば屋を開業したことがきっかけで、徐々に県内にそば屋さんが増え始め、県民の方々の間で定着していったとされています。

沖縄のスーパーで販売されている沖縄そば

そして今や、沖縄そばもバラエティ豊かに。たとえばソーキをのせた「ソーキそば」など、沖縄そばの具材や味付けも店や家庭によって多様になりました。さらに、麺が少し細い宮古島の「宮古そば」や、スープに少し甘みを感じられる石垣島の「八重山そば」など、沖縄の地方や島によっても個性を生み出し、幅広い沖縄そばが登場しています。

参考サイト:沖縄そばの沖縄生麺協同組合

いわゆる「そば」とは姿かたちが違う沖縄そば。小麦粉でできた優しい味わいだからこそ、焼きそばなどの料理でもおいしく食べることができます。炒めるだけで簡単に出来上がるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!