アンニョンハセヨ!在日コリアン3世で韓国家庭料理研究家の李亜民です。二児の母で毎日バタバタと過ごしています。バタバタの中でもこれだけは欠かさず常備しているものがあります。それはヤンニョンジャン! 今回は前からずっと書きたかったヤンニョンジャン活用法をおすそ分けしますね。

韓国で定番のタレ「ヤンニョンジャン」

家庭料理には欠かせないと言っていいほど愛されている韓国で最も定番なタレです。”チヂミのタレ”と言うと「あ〜そのタレね〜」と通じる人が多いかもしれません。

『ヤンニョン』は漢字で『薬念』。たくさんのものが調合され、昔でいえば「薬のように万能である」といったイメージですかね。韓国の人たちは食で体調を整え、食で体を維持することを大事にする民族なんですね。

過去のヤンニョンジャンの記事はこちら
スプーン1杯垂らすだけで料理が無敵になるヤンニョンジャン【レシピ付き】

たくさん作り置きしておくと本当に便利&簡単調理につながります

チヂミにはもちろん!

焼肉のタレにも最適!

しょうがをすってヤンニョンジャンとコラボするとめちゃくちゃおいしいです。

お酢でのばして餃子のタレにも変身可!

BBQにも欠かせません。海の幸にも合いますよ!

ヤンニョンジャンと野菜の簡単コラボ!

ヤンニョンジャンを使った料理は今までにもたくさん紹介してきましたが、使い方をまとめた記事をずーっと書きたい! と思っていたので、一挙大公開できて嬉しいです。

上の写真は、おくらのかつお節かけです。普段ならポン酢やしょうゆですかね? ヤンニョンジャンをぜひかけてみてくださいね。

おくらとヤンニョンジャンの他の料理の記事はこちらにも掲載しています。

おうちで余った野菜は韓国料理の「ジョン」がもってこい!【レシピ付き】

パプリカやピーマン炒めにも合います。

うちの子どもたちは焼いたピーマンをヤンニョンジャンに付けて食べるのが大好きです。野菜焼きすると「ヤンニョンジャンは〜?」と聞きます。特にピーマンとエリンギが人気です。

スキレットでおしゃれにししとう焼き!

ちょっと前に旬が終わってしまったけれど、たけのこ焼きにもバッチリ!

ヤンニョンジャン&ポン酢ドレッシングレシピ

ヤンニョンジャンとポン酢で即席ドレッシングにも! 簡単すぎて知らなきゃ損損!

【材料】
この割合で混ぜたら完成。

ヤンニョンジャン 1
ポン酢 2
お酢 0.5
塩コショウ 少々

合うのは野菜だけじゃない!

お刺身にもおすすめです。ヤンニョンジャンとすりおろししょうがで召し上がれ。ヤンニョンジャンを作り置きしておくと、「ご飯どうしよう」の悩みが減ります(笑)。お盆やお正月など実家に帰るとき、仕込んで持って行くとたいへん喜ばれますよ!

しらたきにもヤンニョンジャンを和えて、サラダやビビンバの具材にするといいでしょう。

生ゆばにも付けて食べてみてくださいね。うちの子たちの前に出すと一瞬でゆばが消えます。テーブルに出す前に、キッチンでこっそりひと口立ち食いでどうぞ!笑。

唐揚げを作るときにも簡単です。にんにくスライスとヤンニョンジャン漬けにしておくと下ごしらえバッチリ!

煮物にも最後の仕上げでちょっと添えて。こちらは大根とホタテ缶煮。ツナ缶でもいけますよ!

汁物に欠かせない!スプーン1杯で味が大変身!

お味噌汁にヤンニョンジャンを垂らしてもよし! 残った味噌汁でおじやに。味付けをヤンニョンジャンで! お酢が効いているので暑くて食欲がないときなどにさっぱりすると思います。

きのこと卵のダシダスープにもスプーン1杯垂らしてみてくださいね! そうめんやうどんを入れて味が薄まったな、と感じたらヤンニョンジャンの登場です。

韓国といえば定番のわかめスープにも! ヤンニョンジャン絶対!!

わたしはしょうゆベースでヤンニョンジャンを作りますが、家庭によってさまざまです。辛いコチュジャンベースで作る人もいます。コチュジャンベースならダッカルビやキムチ鍋の素にするといいでしょう!

最後に

ヤンニョンジャンの活用法をお楽しみいただけましたでしょうか? ヤンニョンジャンを活用して自分に合う韓国スタイルの味付けをぜひ見つけてみてくださいね。