ボンジョルノ!イタリア在住フードライターの鈴木奈保子です。今回ご紹介するのは簡単なクリームパスタの作り方です。イタリアでは一年中パスタを食べますが、寒い季節にはとろりと温かいクリームパスタが恋しくなります。クリームパスタはイタリアでは冬の食べ物なのです。
今回は、ピンクのサーモンを使ったレシピをご紹介します。ホワイトソース缶を使えば簡単ですが、簡単なホワイトソースの作り方も併せてご紹介しているので試してみてください。

寒~い日に食べたい簡単クリームパスタ

イタリアも寒い日が続いています。毎日1回はパスタを食べるイタリアでは、この時期、クリームパスタのレシピが重宝です。クリームパスタといっても特に難しいわけではなくて、いつものパスタに生クリームやホワイトクリームを加えて、ボリュームアップしたお料理です。

ここでは生クリームではなくホワイトソースのレシピをご紹介します。生クリームよりも牛乳を使うホワイトソースのほうがずっと簡単で経済的です。しかも、日本の生クリームとイタリアのでは、かなり味が違うからです。

ホワイトソースを作るのが面倒だという場合は、ホワイトソース缶でも大丈夫。缶詰なら買い置きができるので、思い立った時に作れて便利ですね。

今回は鮭の簡単クリームパスタです。サーモンは骨も少ないので下ごしらえが簡単だし、色もきれいなので目にも楽しめます。サーモンとホワイトソースはデリケートで優しい味わいで食べやすいので、子供たちも喜んで食べること間違いなしです。

鮭の簡単クリームパスタの作り方

【材料】4人分
パスタ 320g
生サーモン 200g
スモークサーモン 50g
玉ねぎ 1/2個
バター 20g
トマトピューレ 大さじ1
オリーブオイル 大さじ2
白ワイン 30㏄
ホワイトソース 200g
塩 少々
コショウ 少々
ディル(なければパセリなど) 少々

【作り方】
1.大きな鍋にたっぷりお湯をわかし、沸いたら塩(分量外)とパスタを入れて、袋の指示通りに数分ゆでる。

2.フライパンにオリーブオイルを熱し、みじん切りにした玉ねぎを入れて炒める。

3.玉ねぎが柔らかくなったら、一口大に切ったサーモンも加える。サーモンの色が変わったら、小さく切ったスモークサーモンも入れて、白ワインをかける。

4.ワインのアルコール分が飛んだらバターとトマトピューレも入れる。塩と胡椒で味を調整します。

5.茹で上がったパスタをフライパンに入れて具と味をなじませ、その上から温めたホワイトソースも加えて出来上がり。お皿に盛ったらディルを飾っていただきます。

このレシピでは、生のサーモンだけではなくスモークサーモンも加えて、サーモンの味を強調していますが、なければサーモンだけでも大丈夫です。

また、クリームパスタにトマトピューレって意外に思われるかもしれませんが、トマトのうま味が加わって味にアクセントが付きます。イタリア料理って本当にトマトが好きですね。

覚えておきたい簡単なホワイトソースの作り方

イタリア料理だけでなく、洋風のお料理にはよく使われるホワイトソース。時間がないときは、市販のホワイトソースの缶を使ってもいいけれど、実は10分もかからずに手作りできるので、覚えておくと便利です。

材料もバター、小麦粉、牛乳とどこの家庭にもある基本の食材のみで簡単なうえに、経済的。しかも家庭の手作りのホワイトソースは添加物が入らないので優しい味です。

だまになったらどうしよう、という不安がつきもののホワイトソースですが、この作り方だと、フライパンでなく大きな牛乳用の鍋でかき混ぜるので、だまになることもなく失敗知らずです。

クリームパスタだけでなく、グラタンなど用途はいろいろ。ぜひ、お試しください。

【材料】(完成:250cc分)
バター 20g
小麦粉 20g
牛乳 200㏄
塩 少々
コショウ 少々
ナツメグ 少々

【作り方】
1.牛乳を厚手の鍋で、人肌くらいになるまで温める。

2.フライパンにバターを入れ弱火で熱し、バターが溶けたら小麦粉を加え、焦げないように木べらでよくかき混ぜる。

3.1分くらい熱して小麦粉が少し色ついて、いい香りがしてきたら、一気に牛乳の鍋に移す。

4.だまにならないように泡だて器でよくかき混ぜながら、中火で熱する。

5.とろりとしてきたら、塩、コショウ、ナツメグで味をつけて、出来上がり。

いかがですか?10分もかからずに美味しいホワイトソースができるのですから、試してみる価値がありますよ。

だまになったら?なんて心配も不要です。一度テレビの料理番組で、イタリア人の料理研究家は、だまになったら電動ミキサーでかき混ぜればいいのよ、なんておっしゃってました。

細かいことは気にせずに、添加物の入らない手作りの味を楽しんでください。何回か作っているうちに、コツがつかめてくるので、ぜひ作ってみてくださいね。