日本人の生活に欠かせないお米。口にすることが多いからこそ、なるべく美味しいお米を食べたいですよね。
とはいえ、たくさんの産地・種類があるのでどのお米を選んだらいいか分からないとお困りではありませんか?
実は、お米を美味しく育てるのに大切な3つの要素がそろった、おすすめのお米があるんです!
それは“富山のお米”なんですが、今回はその理由を紹介したいと思います。

1:冷たくて良質な「雪解け水」が豊富

富山県は三方を北アルプスに囲まれていて、その山々から富山平野へと流れる川は急流河川が多く、標高1,500m~2,500mから、 30km~120kmの間をまるで滝のように流れています。
なので綺麗なまま、極めて良質な水が流れています。

さらに富山県には『名水百選』(環境省制定)に選ばれている水源が4か所もあるなど、お米を育てるのに大切なきれいな水がとっても豊富。

また全国有数の豪雪地帯でもあるため降雪が多く、その雪解け水が北アルプスを一気に流れ落ちています。そのため、 夏でも水温が15℃前後とかなり冷たい!

富山のお米が実を付ける時期は日中の暑さが厳しいため、この北アルプスから流れてきた冷たい水を水田に入れることで稲は元気を取り戻せるので、 しっかり熟したお米を実らせやすいんです。

2:北アルプスからの豊富な栄養を蓄えた「土」

富山県の中心に広がる富山平野には、北アルプスの湿原や森林地帯からの急な河川によって運び出された土が広がっています。運び出された土には北アルプスの山々が作り出した豊富な栄養を含んでいて、富山のお米のうま味へと形を変えていきます。

厳しい冬が終わり、温かくなり雪解け水が流れ込み始める5月に田植えが始まります。植えられた稲は北アルプスの山々が作り出した豊富な栄養を含んだ土から栄養をもらい、すくすくとおいしいお米へと成長していくんですね!

3:お米を育てるのに最適な「気候」

富山のお米は、8月初旬に穂が出て9月中旬ごろまでに実ります。この穂が出て実までのおよそ40日間の富山県の平均気温は約25度前後。これがお米を最も美味しく実らせる気温と言われているのです。さらに昼夜の寒暖差もお米を美味しくするため、育てるのにとてもよい環境が整っているんです!

真面目な県民性だと言われる富山県人は米作りに対しても実直に取り組んできました。現在、96%と日本一高い水田率を誇る富山県で作付されるお米の約8割が、少し粘り気のあるもちもちとした食感と甘みがあるコシヒカリです。

コシヒカリは全国各地で新銘柄が誕生していますが、富山県産のコシヒカリは今でも多くの人に愛され続けています。そこにはお米を作るのに大切な“水”、“土”、“気候”の3つがそろっているからなんですね。

田植えが終わった水田は、きれいな水と栄養が豊富な土でキラキラと輝いています……!

こちらは、富山県立山町の圃場。きれいに並んで壮観な景色ですね。
北アルプスに囲まれた広大な土地の中で、きれいな土に丁寧に植えられたこの景色は見るだけで心が洗われますね!

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