鏡開きがくると、お正月もすっかり終わってしまった気分になりますね。さて、皆さんは鏡開きの時にお汁粉は作りますか?
少量作ることが難しく、自宅で作るとなるとつい余ってしまい困ったことはありませんか。今回は、そんなあなたにお汁粉工夫レシピを公開。無理して慌てて食べなくても大切にいろんな工夫でお汁粉を味わいましょう!

鏡開きのお餅はお汁粉に

神様は丸い鏡に宿ると言われています。そのため、お正月の間は丸い鏡に見立てたお餅に歳神様が宿り、その鏡餅を頂くことで無病息災を願うとされているそうです。また、武家社会では「切る」という言葉を嫌ったため、「鏡開き」とされ、お餅を切る際も、神様が切ることを嫌うので刃物は使わずに木づちなどで割り、お餅をお汁粉や雑煮にして頂いたそうです。

現在は、便利さを優先した鏡餅に見立てたプラスチック容器に個包装になったお餅が入っており、言い伝えも忘れかけているようにさえ感じます。是非、意味を知って行事を迎える大切さを子どもと共に学び伝えてほしいですね。

余ったお汁粉活用法!

お汁粉を鍋いっぱいに作ると、食べきるのに大変な時もあります。小豆は足も早いですし、なるべく早く食べなくてはと焦ってしまう…でもせっかく作ったのだから、ゆっくり美味しく頂きたいものです。

お汁粉の残りは、ジップロックに小分けにして冷凍をしましょう。食べる前に自然解凍し、温冷お好みにあわせてお楽しみください。

冷やしぜんざい

【作り方】

  1. 解凍したお汁粉に寒天(市販品)を入れます。
  2. お餅やぎゅうひを入れて、お好みで苺など飾ると美味しいです。
  3. 生クリームや黒蜜をトッピングすると、より一層美味しさが増します。

お汁粉フレンチトースト

【材料】
食パン 1枚 (今回は業務スーパーのビール酵母パンを使用)
お汁粉 適宜
バター(マーガリン) 大さじ1弱
苺 1個
バニラアイス 適宜
生クリーム 2.5巻き

【作り方】
1.食パンを1/2にカットします。

2.お汁粉にしっかりと浸します。

3.フライパンにバターを入れ溶かし、パンの両面を焼きます。

4.皿に盛りバニラアイスと苺、あれば生クリームを載せて完成。

アレンジ次第で楽しく美味しく

お汁粉離れをしている方もいらっしゃるかと思いますが、小豆は体によくヘルシーです。寒い冬には、温かなお汁粉やぜんざいは心も体も温まりますよ。また甘い物やぜいたく品で舌がこえている子供たち…食べ物も洋風化していますが、日本の良き味に触れる経験はよい食育になります。

是非、この機会に美味しい「おふくろの味~お汁粉~」またこのような行事を通して、昔お母さんが作ってくれたな…と思い出させる我が家のレシピをもってみませんか。

行事を通して食を育み、親子の絆も深めていきましょう。アレンジレシピは子どもと共に作っても楽しいですね。