「お昼、何にしようかな~」「晩のご飯はこれ食べたい!」と、毎回の食事が楽しみな季節ですね。そんな食欲の秋にぴったりな絵本が小西英子さん作『めん たべよう!』(福音館書店)です。主役は器に盛られた出来立ての麺たち、その数全26種類。

「お腹空いてきた~」リアルに描かれた麺類に、わが家の5歳児の胃袋も反応

「うどんだったら やっぱり きつね?」「いやいや たぬきだって」「たぬきも いいけど つきみも いいね」と、ひたすら何を食べようか迷い続ける絵本です。

画像提供:福音館書店

噛みついたらじゅわっと汁がしみ出してきそうなふかふかのお揚げ、あつあつのうどんの間から顔を出す、周りの白身がちょっとだけ固まった卵、サクッジュワワーと音がしそうな鍋焼きうどんに浸るエビの天ぷら…。

うどん屋の後は、スパゲティ屋、そば屋、ラーメン屋にも行きますよ。

画像提供:福音館書店

リアルに描かれた麺類たちは、温度や喉越しまで伝わってきそう! 油断するとヨダレが垂れてしまいそうです。

私のお気に入りはカラッと揚がった大きなエビの天ぷらが2尾も乗った温かいお蕎麦!

画像提供:福音館書店

でも、筍と菜の花の和風パスタも捨てがたい……。

画像提供:福音館書店

ラーメンのトッピングを何にしようか迷うのも楽しかったな♪

画像提供:福音館書店

我が家の5歳の食いしん坊娘もページをめくるたびに「おいしそう!」「お腹空いてきたー」と、胃袋を刺激されていました(夕食後、寝る前に読んだのですが…)。

1歳8か月の息子も、「あれは?」「これは?」と興味津々。赤ちゃんからおじいちゃんおばあちゃんまで、老若男女が大好きな麺類のオンパレードですもの、飽きません。

食べ物を描き続けてきた作家が描く、「外食のワクワク感」

『サンドイッチ サンドイッチ』『カレーライス』(共に福音館書店)など数々の食べ物の絵本を手掛けてきた作者の小西さん。今回は外食の楽しさを描いたそうです。

なるほど、読んでいると、まるでファミリーレストランの写真メニューを見ているようなワクワクを感じます。家族や友人とアレコレ迷うのが楽しいんですよね!

画像提供:福音館書店

さて、寝入る直前、「今度お蕎麦屋さんに行こうね」と言っていた娘。夢の中ではきっとおいしいざるそばを食べたのでしょう。

私は私で夜食にうどんかラーメンが食べたくなってしまいました。ダイエット中の人は要注意な絵本かも知れません(笑)。

『めん たべよう!』

小西英子作 福音館書店 税抜き1500円。3歳から。40ページ。

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