【ケンタッキー】わが家は軟骨まで食べる派!チキンの部位を限界まで食べ尽くしてみた
子育て応援ライター、テミタ夏です。はじめて食べたその日から、ケンタッキーフライドチキンは私の「ごちそう」の象徴です。大人も手で持ってかぶりつく食べ方とか、たまらないおいしいにおいとか、特別感を感じずにはいられませんでした。
そして何を隠そう、小学生の我が息子は「解体王」。タラのアラ汁なら「頭を!」と志願し、猫が食べたようにキレーに骨だけにしちゃいます。チキンの場合は「骨を割ると出てくる髄がうまい」のだそうで…。
ケンタッキーのオリジナルチキンのお肉の部分はもちろん、骨なども「これ以上無理」と感じるまで食べてみました。
【キール】軟骨の根本以外は頑張るとほとんど食べられる
各部位の名前や特徴などについては、これまでのケンタッキーフライドチキン関連の記事も合わせてお読みいただくと幸いです。
【ケンタッキーフライドチキン】1つのバーレルでチキンのすべての部位は揃うのか検証してみた!
実は私、キールが大好きです! もし選べるならキールを指定したいほど。さっぱりサックリしているし、なんといっても食べやすいから。
キールに2本入っている小骨はよく噛むと細かくなり、2本のうち1本は全部食べました。噛みたくない方、噛めない方は無理せず残してください。
骨はどの部分も基本的な構造はだいたい同じようです。外側が堅く、中には「骨髄」が詰まっています。骨髄は血液を作っている部分なので、貧血気味の方は食べてみるとおいしく感じるかも知れません、試してみては?
ここで解体王の教えです。
「小骨は比較的やわらかいので端っこの軟骨から小さくカミカミして行って、堅い部分は除く」と良いそうです。
堅い部分を無理に食べることはおすすめできません。歯にもおなかにも優しくないので、挑戦するにしても、少しだけにしておきましょう。
丸っこいキールの中央にある、焼き鳥でもおなじみの三角の軟骨。コリコリ食感がおいしいです! 太くなっている方、色が変わっている部分は骨です。かじってみましたが、やっぱりちょっと堅かったです。
【ウィング】手羽先の先がカミカミおいしい!
手羽先の先は厚みがないのでよく揚がっています。頑張ってカミカミして、おいしく食べられました。体積が少ない割に表面積が広い、つまりケンタッキーフライドチキンのおいしさ、「衣」の割合も多いことになります。
小骨の塊に見えるけど、味が濃い目でスナック感覚。お子さんに顎強化、カミカミ習慣付けの意味を込めて回してあげたい部位ですね。
食べられなかった骨は、手羽先、手羽元の太めの骨。骨の両端には軟骨がついていて、軟骨とその付近の骨は食べられます。
軟骨と接している部分の骨は、実は構造がスポンジのようになっています。細くなっている中央はガチガチですが、太くなっている両端は勇気を出してかじってみると、「サクッ」としていました。
骨って「太く」も成長しますが、どちらかと言うと「長く」成長する方が速いですよね。
骨は関節付近で成長します。この辺だけサクッとかじれるのは、骨の成長に関係しているのかもしれませんね。
【ドラム】骨が太くて堅い!でも軟骨がイケる
骨からお肉が外れやすいため、食べやすいのと、持ちやすい形状で人気があります。お肉もプリッとしておいしい部位です。
関節にある軟骨が食べられます。細い方に1つ…
太い方の先端も実は関節を含んで切ってあるみたい。これ、先述の骨のかじれる部分かと。パクリ(笑)この部分に軟骨がもう1つついていました。関節の軟骨好きにはドラムかな。
お肉をいただくと腓骨もちゃんと出て来ました。人間と同じ、膝から先は太い骨、細い骨の2本があるんですね。
【サイ】細かい骨、内臓の味をも堪能できる
大きくてジューシー、人気が高いサイは、骨はいちばんガチガチで堅く感じました。鶏の「腰」に当たるそうです。
太くてしっかりした骨が1本と、背骨かな? 細かな骨が集まったような部分に分かれます。
背骨のそば、黒っぽく見えるのが腎臓なのだとか。ケンタッキーフライドチキンのHP内で「食べられます」と紹介されています。食べてみると「レバー」みたい。筆者はおいしかったですが、やや味に癖が。苦手な方もいそうです。
背骨と思しき細かい骨たちは、カミカミして食べられました。
【リブ】小骨がたくさんあるから挑戦のしがいアリ
いろんなかたちの骨が出てくる、軟骨アリ小骨アリ、お肉もガッツリいただける、いろいろと挑みがいのある部位でした。最終的に残った骨はいちばん多かったです。
まず裂いてみたのですが、ボトムやウィングのように関節で外す、と言うシンプルな分割にはなりません。あばら骨があったり板状の骨が出てきたりと、複雑な構造の部位のようです。
あばら骨の部分は衣がしっかりついていて、カミカミする勇気さえあればおいしくいただけるでしょう。サイ同様、背骨らしき細かい骨の塊も頑張って噛むとおいしかったです。ケンタッキーの衣の魔法が効いているんでしょうね♪
なんだかんだ、いろんな骨が残りました。あばら骨は解体王の指示通り、1本ずつ端っこからカミカミしてみて、サックリ噛めなくなったら終了しています。お皿の中央にある細い骨があばらの残りです。
骨って、他の骨とくっつく部分は大体軟骨でつながっているみたいです。あばら骨も小さな軟骨があり、その周辺はサックリしていました。
参考サイト:
オリジナルチキンのおいしい食べ方 ケンタッキーフライドチキン(PDF)
「オリジナルチキン」あれこれ ケンタッキーフライドチキン
最後の最後まで、ケンタッキーフライドチキンはおいしかった!
キールにある三角の軟骨はこれまでも食べたことがありましたが、ボトムなど、他の軟骨や骨そのものをかじるのははじめてで、何度も食べて来たケンタッキーフライドチキンですが、かつてない満足感を味わうことができました。
さて、食べられなかった骨はどうしよう。悩みましたが、たべぷろ編集部の先例に習い、スープをとって頂くことにしました。
【ケンタッキーフライドチキン】レストランのディナーみたいな素敵な食べ方はいかが?
しかし今回は「どこまで食べられるか」をテーマとしています。
残った骨と水をお鍋に入れたら、酢を少々。骨から「うまみ」のみならず、「カルシウム」をも溶かし出していただくことにしました!
じっくり煮込んで作ったスープは、うまみしっかり、酸味がほんのり…これって酸辣湯?!
醤油、白コショウで味を調えて、トマトのさっぱりスープに。
結果、堅い骨は食べられなかったけど、ケンタッキーフライドチキンはどの部位も最後の最後まで、とことんおいしかったです!
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