テミタ夏です。以前「食玩」についての記事で、セガレがちょっとした恐竜マニアであることをお話しました。そんなセガレに「行ってみたい場所は?」と聞くと・・・
セガレ「全国の恐竜がいる博物館!」(目がキラキラしてる・・・)
いつもいつもそう答えるので、年に1度お財布から予算を振り絞って(!)の博物館めぐりが恒例行事となりました。
今年の目的地は茨城県坂東市!いろんな乗り物にたくさん乗って、歩いて遊んで素敵な体験をして・・・へとへとに疲れた夕食後に向かうのが、旅先スーパーです。

旅先でもフルーツは欠かせません

過去の旅先スーパーの記事はこちら
旅先スーパーは宝の山!親子旅でレアなお土産探し
家族旅行の疲労感を防ぐ! 旅先スーパーのカットフルーツでお手軽に栄養補給

旅行の食事はごちそうが続きがち。普段の食事に近づけたくて、旅先では現地のスーパーでフルーツやミニトマトなどを買って食べることにしています。

今回はいちご!もしこんなにフレッシュないちご、旅行の荷物に入れたら。真っ赤な果汁がホラー映画並みに・・・だから旅先スーパーで調達!

いちごの利点は生ごみが少ないところ。

1パック全部食べてもごみはこれだけ!

体調管理にはヨーグルト

旅行をしたのは花粉の絶頂期、何を隠そうセガレは花粉症。少しでも楽になるように、同じく花粉症のテミタ母のすすめでヨーグルトを毎日食べるようにしていました。

セガレの好みで白桃味をチョイス。夕方に1つ、朝起きて1つ。2人でいただきました。

「旅行に行くとなぜか便秘になる」って声、聞いたことないですか?

「普段と違うのが楽しい」旅行だけど、旅先スーパーの活用で「いつも通り」をキープすることもできます。

ちなみにテミタは花粉症ではありません。ただ食べたくて(笑)

お土産には「ぬれせんべい」

旅先スーパーではお土産もゲット!これが大変おいしい買い物でした。食べておいしいだけじゃなくて、「ちょっと物知りになれた!」と言うおいしさも含まれます。

テミタ家は新潟市にあります。新潟といえば亀田製菓に三幸製菓、Befco(栗山米菓)、岩塚製菓・・・まさに「せんべい王国」(by Befco)って感じ?どうしておせんべいがお土産?って思う方もいらっしゃるでしょうか。

「おせんべいと言えば~」の大手米菓メーカー本社や工場がたくさん在所するのが新潟。自分たちで食べちゃうだけじゃなくて、みなさんにもお届けしている新潟ですが、こと「ぬれせんべい」に関してはほとんどなじみがありません。

ちょっと前、テレビなどで取り上げられてぬれせんべいブームが起こったと記憶しています。私はその時初めて、ぬれせんべいの存在を知りました。

当時ブームに乗ったのか、地元スーパーのおせんべい売り場でも大手メーカーのぬれせんべいを目にするようになり、私も買って食べた記憶がありますが、やっぱり今では元通り。新潟ではぬれせんべいは「片隅」的な存在感、個人的には「ブーム以降目にしたことはないかも」って感じです。

そんなテミタのぬれせんべいの感想ですが・・・

「なぜに こんなに しょっぱいの(笑)」

こんなこと、思ってたんです(ホント、失礼!)。しかし今回の旅行で理由が分かりました。今では大切な地域の宝物を見つけた思いでいます!

茨城県坂東市がどこにあるかは、旅程を決める時に調べてあり知っていました。利根川をはさんでお隣は千葉県野田市です。野田と言えばキッコーマン=醤油と言えば野田。

旅先スーパーですら食玩(例のほねほねザウルス)を探すセガレをよそに、私はぬれせんべいを目にした瞬間、脳内で点と点がピ!とつながる音を聞きました。「これだ!」即買いです!

いちご1パック、ヨーグルト4コセット、ぬれせんべい1袋。3点で合計1056円(税込み)。

金額も品数も大したことありませんが、それ以上に「大満足!」大変充実していました。

ぬれせんべいは「醤油を食べるおせんべい」だった!

帰宅後、配らずに手元に残した自分用のお土産はもちろん「ぬれせんべい」でした。

「もったいない本舗」は簡易包装、無選別を掲げて「たっぷりおいしい」を優先してくれます

参考サイト:もったいない本舗 ひがの製菓株式会社

今回訪れた地域、つまり昔、下総(しもうさ)と呼ばれていた一帯と醤油について興味がわいたので、最寄りの図書館へ向かいました。

濃い口醤油は江戸時代に関東で発明されたようです。その濃い口醤油に不可欠なのが麦。大豆もさることながら麦がよくとれ、麹菌がよく繁殖するのが利根川流域、下総と言う土地だったんですね。そういえば利根川、旅行中にバスで渡りました。浅くて広ーい川だったなぁ・・・

新潟のおせんべいじゃ、なかなか歯形はつきません(笑)

頭を使ってお腹がすいたら、ぬれせんべいを。

テミタは以前、「しょっぱい」と感じていたぬれせんべい。今は「関東の濃い口醤油、深ーい味わい♪」って思います! 体験と知識が結びつく瞬間・・・癖になるおいしさ、なのでした。

参考図書:
図説江戸料理事典 松下幸子著 柏書房
日本の味探究事典 岡田哲 編 東京堂出版