日清オイリオグループは今夏、新機軸の取組みを通じた“かけるオイル”の需要喚起を加速する。近年、食用油市場で注目を集める“かける”楽しみ方の新提案として、若者層などをターゲットにパフェ(スイーツ)との相性を訴求。その取組みとして20日まで、人気キャラクター「スヌーピー」とコラボした期間限定ストア「スヌーピー×かけるオイルパフェパーティ」を東京・原宿にオープンしている。

食用油の“かける”需要は、卓上調味料としての生使いや既存メニューの仕上げなどでシーンを拡大。将来的には500億円規模まで伸長する見込みで、現在の家庭用食用油の市場規模(17年約1350億円、いずれも本紙推定)を押し上げる重要な伸びしろとして注目されている。

同店はデザインボトルなどで現在コラボ中の「スヌーピー」とのタイアップ企画として実施。“かける”需要に対応する同社戦略シリーズ「鮮度のオイル」をパフェメニューにそのままかけて楽しむ体験型店舗で、国内屈指の情報発信地に立地することから、夏休み中の学生を含めた若者層への裾野拡大が期待される。

オープンした7日にはスヌーピーの大ファンで、普段から「美容のためにオイルをそのまま使っている」という人気モデルの内田理央も参加。提供メニューに「意外な組み合わせなのに、驚くほどパフェがおいしくなる」と感激し、「感動するはず!絶対にやってみて」とPRした。

店内では、「塩チョコブラウニーパフェ×ごま油」「抹茶クリームあんみつパフェ×オリーブオイル」などパフェとオイルの組み合わせを楽しめる多彩なメニューを無料で提供(数量に限りあり)。また、絵本をあしらった「鮮度のオイル スヌーピーボトル」のギフトセットを販売するほか、スヌーピーファン必見の店舗コンセプトとなっている。

〈店舗概要〉▽所在地=東京都渋谷区神宮前4-31-10▽開店時間=午前11時から午後7時▽詳細=ストアURL

◇日本食糧新聞2018年8月10日号の記事を転載しました。