こんにちは。紅茶担当の星なお子です。猛暑が続く毎日ですが、こまめに水分補給をして、暑い夏を乗り越えましょう。今回は、イギリスの紅茶「ウェッジウッド」と夏のデザート「イートン・メス」についてご紹介します。

1日に6~7杯の紅茶を飲むのがイギリス流

紅茶といえば、イギリス。イギリスで最初にお茶が売られたのは1657年で、当時は「不老長寿の媚薬」や「東洋の秘薬」と言われていました。

イギリス人にとって紅茶は、日本人にとっての緑茶と同じように日常生活に欠かせない飲み物です。イギリス人ひとり当たりの年間紅茶消費量は約2.6kgで、1日約6~7杯の紅茶を飲んでいることになります。

朝起きてすぐに飲む「アーリー モーニング ティー」。これは、ベッドで紅茶を楽しむ習慣です。

そして、朝食時の「モーニング ティー」。

女性が家事を終えてひと息、または仕事の合間の「イレブンシス」。

昼食時の「ランチ ティー」。

午後の集まり、または仕事の合間の「ハイ ティー」。

一日を締めくくる寝る前の「ナイト ティー」。

など、とても細かく分類されています。近年では、緑茶ベースや中国茶ベースも人気のようです。

イギリスの「ウェッジウッド」といえば、世界でも最大級の陶磁器メーカーです。

自社ブランドとして紅茶を手掛けるようになったのは、1990年代です。食器でも人気のワイルド ストロベリー。野イチゴの実と花と葉が溢れそうに描かれています。

こちらのティーバッグは、厳選された紅茶が楽しめ、かわいくてプレゼントにもピッタリです。デパートやオンラインで購入できます。

そして、今年はティーコレクション「シグニチャー ティー」が新しく加わりました。美しいパッケージで8種のフレーバーがあります。こちらのピンクは、ジャスミン ティーです。アイスにすると涼しげですね。ぜひお試しください。

名前の由来がおもしろい、イギリスの定番スイーツ「イートン・メス(Eton Mess)」

それでは、イギリスの夏のデザート「イートン・メス」をご紹介します。

ウイリアム・ハリー両王子も通ったイギリスの名門パブリック・スクール「イートン校」の名前が付けられました。そして、ウィンチェスター・カレッジとクリケットの試合をする際に出されたお菓子だそうです。

「メス」は、ぐちゃぐちゃ状態のことです。諸説ある由来の一つは、イートン校の卒業式に出たデザートをいたずら好きな生徒がぐちゃぐちゃにしてしまったという説。今ではイギリス中に広まっています。

イートン・メス
【材料】(グラス1人分)

・いちご 100g
・メレンゲ菓子(手作り または 市販のもの)40~50g
・いちごのピューレ 適量 (なくてもよい)
A(4人分):生クリーム 200g
A(4人分):グラニュー糖 15g

【作り方】

  1. 飾り用イチゴを作る。1粒を4等分する
  2.  Aを角が立つまでしっかり泡立てる
  3. グラスの底に、イチゴのピューレを入れ→メレンゲ(大きければ割る)→生クリーム→カットしたイチゴ→メレンゲ・・・を繰り返す

*冷凍イチゴの場合は、半解凍の状態で使います
*イチゴではなく、他のベリー系でも美味しいです
*底にシリアルを置いても美味しいです
*生クリームにプレーンヨーグルトを混ぜるとさっぱりします

(メレンゲの作り方)

  1. 卵白2個分にグラニュー糖140gを3回に分けて入れながら角が立つまで泡立てる
  2. 絞り袋に(1)を入れ、クッキングシートに絞り出し、100℃のオーブンで1時間半焼く。焼き色が付かないように気を付けてください