こんにちは。紅茶担当の星なお子です。朝晩は冷え込むようになり、秋が深まってきましたね。秋の味覚はたくさんありますが、その中のひとつ、「サツマイモ」に紅茶を加えて作るお菓子をご紹介します。
サツマイモは、優れた栄養バランスから「準・完全栄養食品」とも呼ばれています。最近では、スイーツの感覚でいただける甘いサツマイモも出回っていますね。

サツマイモと紅茶のマフィンのレシピ

【材料】(6個分)
ホットケーキミックス粉 150g
サツマイモ 380~400g(中1本)
バター 75g(常温に戻す)
てんさい糖(グラニュー糖でも可) 45g
卵 1個
紅茶 60~70cc(茶葉3g(ティーバッグ1袋)分を150ccのお湯で作る)

※オーブンは180度に温めておく

【作り方】

  1. サツマイモは洗って、皮ごと小さく刻み、電子レンジで6~7分加熱して蒸す。(トッピング用に少し取っておく)
  2. 紅茶を作る。
  3. ボウルに(1)のサツマイモとバターを入れ、(2)の温かい紅茶を注いで、サツマイモを潰す。
  4. 別のボウルに、てんさい糖と卵を入れて混ぜる。
  5. (3)に(4)を加え、水分が少ないようなら(その時の湿度による)、紅茶を足す。
  6. マフィン型に(6)の生地を均等に入れ、型を「トントン」と軽く落とし、生地の空気を抜いてならす。
  7. 180度のオーブンで、30分焼く。

小さいお子様がいらっしゃる方や、カフェインを気になさる方は、ノンカフェイン紅茶をご使用ください。ノンカフェイン紅茶でも、特有の香り・風味を楽しむことができます。

忙しい日の朝食には蒸したサツマイモを

もし、「サツマイモと紅茶のマフィン」の蒸したサツマイモが余りましたら、翌日、ミルクティーと一緒にお召し上がりください。腹持ちも良く、紅茶に含まれるL-テアニンとカフェインが、集中力を高めてくれます。

サツマイモの魅力

「サツマイモ」は、16世紀の終わりごろ中国へ伝わり、17世紀初めに中国から琉球(沖縄)を経て薩摩(鹿児島)に。その後、関東でも普及したと言われています。現在、日本で栽培されている品種は約40種類もあります。

糖質が多いことから、ダイエットに向かない食材だと敬遠している方も多いと思いますが、そんなことはありません。サツマイモは他の芋類に比べて食物繊維(セルロース)を多く含んでいるため、お腹に貯まった宿便をすっきり排出してくれる効果が期待できます。このセルロースという食物繊維には、血液中のコレステロール抑制・血糖値のコントロール作用も期待できます。

他にも、ビタミンCやビタミンE、カリウムなどが豊富に含まれています。サツマイモに含まれるビタミンCは、でんぷんに保護されているため、加熱しても損失が少なく、免疫力のアップ・風邪予防・美肌効果につながります。

また、サツマイモの皮には、美容に良いアントシアニンがたっぷり含まれていますので、皮ごと調理されることをお勧めいたします。腹持ちが良いのも魅力のひとつです。