明治屋は今夏、かき氷シロップの定番シリーズ「マイシロップ」を強化する。5月1日から家庭でも専門店の味が楽しめる新シリーズ「マイシロップパウチ 味わう」シリーズ(写真)を全国で発売。素材そのものの果肉感が味わえる濃厚なかき氷シロップとして提案するもので、かき氷ブームの広がりに対応する。

夏の風物詩であるかき氷だが、ここ数年は真冬でも行列ができる専門店が登場するなど、本格的なブームが喚起されている。家庭向けかき氷シロップはこれまで、果肉なしのフレーバータイプのものが主流だったが、同シリーズでは国産果実の果肉感を前面化、専門店のかき氷を手軽に作ることができる。

第1弾として投入するのは「とちおとめを味わう」「日本のメロンを味わう」「宇治抹茶を味わう」「九州のゆずを味わう」の4品。いずれも従来品とは一線を画す素材そのものの果肉感が味わえる、濃厚さが特徴で、「かき氷専門店で味わえるようなぜいたくなかき氷をご家庭で」をコンセプトに本格的なシロップを追求した。合成着色料も不使用で、“ぜいたくなスイーツ”としてかき氷を楽しむのに適する。

「とちおとめを味わう」は栃木県産とちおとめイチゴの甘酸っぱさを生かし、イチゴの果汁と果肉で商品化。「日本のメロンを味わう」は北海道富良野産赤肉メロンのストレート果汁と国産の混濁メロン果汁を使用し、芳醇(ほうじゅん)なメロンの味わいを実現した。「宇治抹茶を味わう」は文久元年創業北川半兵衛商店の仕上げた宇治抹茶を使用し、後味に抹茶本来のほろ苦い味わいが楽しめる。「九州のゆずを味わう」は九州産ユズ果汁とユズ皮ペーストを使用し、爽やかな酸味とほろ苦さを実現している。いずれ150g税抜き280円。

◇日本食糧新聞の2017年4月28日号の記事を転載しました。