サントリースピリッツは4月21日、国産シングルグレーンウイスキー「知多」のハイボールが楽しめる屋外カフェを東京ミッドタウン(東京都港区)にオープンした。5月28日までの期間限定で、20~30代の男女を中心に和食との好相性を訴える。ハイボール体験の場の創出を通じて、ブランドの特徴や魅力を訴求する考えで、期間中で3万杯を計画する。

知多は、「山崎」や「角瓶」「ジムビーム」などの従来知られているウイスキーとは異なり、軽やかで飲みやすいウイスキーというポジションを築きつつある。「和食に合うプレミアムハイボールという新価値で新規顧客を獲得する」(本山峰之ウイスキー・輸入酒部課長)と意気込む。

「『知多』風香るハイボール ミッドパーク カフェ」では、知多のハイボールを1杯500円(税込み)で提供する。さらに、大葉やショウガ、サンショウなど和食材を加えたハイボール(各600円)を取り揃えた。家庭でも用意しやすい食材を使用することで、家庭での飲用アップにつなげていく狙い。

フードはおでんや角煮、だし巻き卵といった知多と相性の良い「だし」を使ったメニューが並ぶ。4~5人向けには「ピクニックセット」を数量限定で用意した。

◇日本食糧新聞の2017年5月1日号の記事を転載しました。