カナダビーフ国際機構は、福岡市のベジフルスタジアムと札幌市の札幌中央卸売市場の調理実習室でこのほど、親子料理教室を開催した。テーマは、カナダビーフを使ったお弁当。カナダビーフを販売している福岡のスーパーマーケット、フードウェイと、札幌ではフードDとコラボしての開催となった。それぞれのスーパーで参加者を募集したが、どちらも告知するとすぐに定員を超える数の親子が集まり、両会場ともキャンセル待ちが出るほどに盛況となった。

北海道会場では、はじめにフードDの豊岡雄次郎取締役常務執行役員が「品質を求めたら、当社の輸入牛肉は他国のものからほとんどカナダビーフにシフトした。おいしいカナダビーフをたくさん食べてほしい」とあいさつした。

カナダビーフ国際機構の鬼沢裕子マーケティングマネジャーは、カナダビーフは大自然の中で育った健康的なビーフであること、アンガス種やシャロー種、ヘレフォード種など食肉用の牛に、澄んだ空気やきれいな水、栄養豊富なおいしい餌を与えることでおいしい牛肉になることなどをプレゼンテーション。子どもたちは質問に積極的に答えながらしっかり学んでいた。

料理の講師は福岡、札幌とも地元で活躍する料理研究家が務め、福岡は本川洋子氏がカナダビーフ肩ロースとハラミを使った料理3品とデザート。北海道は岩城道子氏が肩ロース、肩、モモを使った料理3品とデザートを紹介した。

全員にカナダビーフのエプロンとオリジナルのお弁当箱がプレゼントされ、小さい体に大きい赤いエプロンをつけた子どもたちは、慣れない包丁やフライパンに苦労しながらも楽しく料理に取り組んでいた。参加した親子からは「おいしかった。春休みのいい思い出になった」との声が聞かれ、好評のうちに終了した。

◇日本食糧新聞の2017年5月1日号の記事を転載しました。