イトウ製菓の100%子会社であるコントレは28日、地産地消にこだわった、バウムクーヘンや焼き菓子を提供するカフェ併設の洋菓子店「アトリエ プティ・ボア」を、茨城県小美玉市のイトウ製菓第二工場前の同社所有敷地に開業する。
今回の洋菓子店の開店は、第1期に当たり、将来的には、約3000坪(9900平方メートル)の敷地に、ベーカリー、レストラン、焼き菓子体験施設などの展開を計画。茨城県や小美玉市など行政とも連携し、茨城県を代表する田園型の食の観光施設を目指す。

地元産の米粉や卵をふんだんに

22日に開催したプレス内覧会で、伊藤雄夫社長(イトウ製菓会長)は、「当社は、小美玉の地でクッキー、ビスケットの製造をはじめ50年になる。今後もいっそう地元の皆さまと結びつき、愛される店を始めたいと考えていた」と開店経緯を説明した上で、「県外のお客さまにも、小美玉市の自然に触れていただくと同時に、地元食材をふんだんに使ったおいしい商品を提供」すると語った。

さらに、「創業60年を超えるイトウ製菓として今までできなかったお客さま一人一人に直接焼き菓子を届け笑顔になっていただく」ことを目指すと語った。店頭販売に加え、早期にネット販売の環境を整え、年商1億円を目指す。

森の中の小さな洋菓子工房をイメージした

バウムクーヘンや焼き菓子には、小美玉産のコシヒカリ採用。使用する米粉は、店内で湿式製粉で製造し地元産米のおいしさを最大限に引き出した。米粉をバウムクーヘンやクッキーに使用することで小麦粉では出せないしっとり感やホロホロとした食感を実現。

さらに、イオン水、ビタミン、オリゴ糖、乳酸菌を配合したこだわりの餌で飼育された鶏が産む卵を使用。製造はライブ感を演出し、焼き菓子の出来上がる工程を楽しめるよう、バウムクーヘンのオーブンはガラス張りとし、焼き菓子を焼くオーブンは子どもの安全に配慮し熱くならない特別なものを採用。

バウムクーヘンは、しっとりソフトな食感の「ミノリ」(S1300円、M1800円、L3000円税込み)と発酵バターを使用しかみ応えのある生地に黒糖をコーティングした「ガトー・アラ・ブロッシュ」(ホール2700円、カット760円)を用意。

焼き菓子は「ツールドヨーロップ」(缶詰合わせ3500円、単品箱入540円、単品)、「ゲンマイサブレ」(12枚ギフト箱1800円、単品140円)、「チーズインバウム」(5個セット1500円、単品250円)、「焼きたて・大判クッキー」(単品200円)などを用意。

コーヒーは、茨城県の有名コーヒー店サザコーヒーとタイアップし、同店で提供するスイーツと相性が合うブレンドを開発。紅茶は、茨城県猿島産の和紅茶を提供。敷地内で自然を満喫できるように、ケヤキの森、桜並木、イチョウ並木に加え、中央にはシンボルツリーのモミの木を配した。

▽所在地=茨城県小美玉市小岩戸字北原1887-1▽電話=0299・56・2577▽営業時間=午前10時から午後6時、水曜日定休

◇日本食糧新聞の2018年5月25日号の記事を転載しました。