こんにちは。オランダの白神です。気温も日々上昇し、オランダは嬉しい春を迎えています。日本は桜の時期を終えて、そろそろ初夏の陽気になり始めるころでしょうか。
さて、今日はオランダにあるデンボッシュ(Den Bosch)という街の名物お菓子「ボッシュボル」のご紹介です。

デンボッシュって、どんな街?

デンボッシュ(Den Bosch)はロッテルダムの東の方に位置する中堅都市です。この街の住人ではないので、あまり詳しくは説明できませんが、人口10万人ちょっとの落ち着いた雰囲気の街です。

街には聖ヤン教会というカトリックの大きな教会があり、観覧時間内なら無料で内部まで見学できます。そんな、太っ腹な街・デンボッシュの名物お菓子をご紹介!

聖ヤン教会

大きさは12センチ!ひとつでお腹いっぱいに

この街の名物お菓子が「ボッシュボル」(Bossche bol)です。別名チョコレートボールとも呼ばれる-と聞いたことがあるのですが、硬めのシュー生地の中に生クリームがいっぱいに詰まっていて、シュー皮の上からチョコレートがかかっています。日本人的には、生クリームよりカスタードクリームが欲しいところです。

中身はこんな感じです

写真でご覧いただくと分かりやすいのですが、とにかく惜しみなく生クリームが詰められています。食べごたえはかなりあり、一つ頂くとお腹いっぱいになります。

「何を大げさな」と思われるかもしれませんが、実はこのボッシュボル、規定で大きさが12cmと決められています。普通のシュークリームを想定していると、期待を裏切られます。

並べてみました

大きさを比べるために、ティ―カップと並べてみました。かなり大きいシュークリームだということが、お判りいただけますでしょうか?

この中に生クリームがいっぱい詰まっていて、一人で食べ切るのはかなり苦しいかもしれません。でも、オランダの人達はペロリと平らげます。私はさすがに食べ切れず、残してしまいました…。

お土産にミニサイズも

このボッシュボルは、「ヤン・デ・グロート」(Jan de Groot)というケーキ屋さんのものが有名です。街中のカフェなどにも卸しておられるため、街のカフェでお茶やコーヒーを頂く時にオーダーして食べることも出来ます。

もちろん、駅前にある店舗へ行けば、お土産に購入することも出来ますよ。店舗には12cmより小さいミニサイズも置いてあるようですね。個人的には「ミニサイズで十分かなあ」とも思いますが、大きなオランダ人には、やはり12cmの普通サイズが似合いますね。

皆様も、Den Boschへいらっしゃる機会があれば、ぜひ一度はお試しください。その時は、一食抜くつもりで食べられるといいと思いますよ。