ハイサイ!(沖縄の方言で「こんにちは」) 沖縄のたべぷろ編集部員の中村サッシです。2月22日は、おでんの日です。冬にぜひ楽しみたいメニューの一つとして、「おでん」は欠かせないという人も多いと思います。寒い冬にハフハフ言って食べる大根やコンニャク、味の染みた玉子は最高ですよね。年中通して暖かい沖縄だと、あまり「おでん」を食べるイメージは無い人も多いのではないでしょうか。しかし、実は沖縄では飲み屋でも定番メニューなくらい、日常的に親しまれているんです!
今回は沖縄以外ではあまり入れない具材を中心に、「沖縄風のおでんの食べ方」を紹介します。

沖縄おでんの特徴

はじめに、「沖縄のおでんの特徴」を簡単に紹介しますね。まず、年中暖かい南国の沖縄では、いつ頃よく「おでん」を食べるのかということについてです。沖縄では、なんと冬でも夏でも季節を問わず食べられる傾向にあります!

真夏の真っ盛りだと、さすがに各家庭で食卓に「おでん」が出てくることは少ないですが、飲み屋や定食屋さんでは意外と注文されることが多いんですよ。1月前後の短い冬では、各家庭のアレンジで「おでん」がよく楽しまれます。

沖縄そばと同じく、おでんの出汁は「カツオ節」がベースになることが多いです。沖縄を代表するお酒「泡盛」との相性も抜群なので、家族・親戚やご近所さんで集まった時のツマミとしても重宝されています。

沖縄ならではの「おでんの具材」ベスト3

では、続いて「おでんの具材」のお話です。他の都道府県ではあまり見かけない、沖縄ならではの「おでんの具材」ベスト3を紹介します。

まず、「テビチ」です。

テビチは、柔らかく煮込んだ「豚足」のことです。どーんと大きな塊で出てくるので、かなりのボリュームがあるように感じますが、実は大部分は骨なんですよ。骨の周りのプルプルの部分をいただきます。ちょっとクセがあるので好き嫌いは分かれますが、コラーゲンたっぷりで美容にも最適です。

次に、「ソーキ」です。

テビチと同様に豚肉なのですが、ソーキは「豚の骨付きアバラ肉」のことです。つまり、スペアリブですね。沖縄そばの具材としても定番な人気者です。

そして、3つ目は「沖縄そば」です。

そう、沖縄のおでんだと「沖縄そば」も具材になってしまうんです!
特にコンビニのおでんでよく見かけますね。鍋の最後に入れる「うどん」のような感覚に近いかもしれません。

これを入れれば沖縄風おでん!家で試してみやすい3つの具材

先ほど紹介した「テビチ」「ソーキ」「沖縄そば」は、沖縄以外ではちょっと手に入りにくいこともあるかと思います。

そこで、最後に「沖縄風おでん」にするために「家で試してみやすい3つの具材」を紹介しますね。

1つ目は「ソーセージ」です。スパムをはじめ、豚肉大好きな沖縄ではソーセージも必ずと言っていいほど「おでん」に入っているんですよ。

2つ目は「青菜」です。ちょっと意外かもしれませんが、沖縄ではレタスや空芯菜やチンゲンサイを積極的に「おでん」に入れるんです!鍋の中心に青菜をどーんと配置するのがポイントです。

最後の3つ目は、ちょっと番外編で「マスタード」です。おでんに付ける調味料と言えば「からし」が浮かぶと思いますが、アメリカ文化の影響が強い沖縄では「マスタード」が採用される場合も多いんです。普通のマスタードはもちろん、「粒マスタード」が使われることもあるんですよ!

まとめ

いかがだったでしょうか?寒い冬にぴったりな「おでん」。たまには、沖縄食品店で「テビチ」や「ソーキ」や「沖縄そば」を買ってきて、沖縄風おでんを楽しんでみるのもいいですね!