静岡県在住のたべぷろ編集部員・KANAです。海も山もある静岡県はお酒もご飯も美味しくて大好きな場所です。2月22日は、おでんの日です。今回は「インスタ映えしない」真っ黒な静岡おでんをご紹介。寒い冬はおでんが恋しくなりますよね。コンビニのレジ前では熱々のおでんが販売されるなど今や国民食にもなっているおでん。ただ、静岡のおでんは一味違う。見た目も中身も衝撃的な静岡おでんをご紹介します。

静岡おでんとは

真っ黒のスープの静岡おでん。 おでんの中には、だいこんなどの定番のものの他に牛すじや黒はんぺんなどが入っています。黒はんぺんとはイワシなどの魚を練り込んだはんぺんのことで、県民はこちらが全国区のはんぺんだと思っているほどメジャーな食べ物です。

静岡県の焼津市では練り製品で有名です。そのような経緯もあり、黒はんぺんなどの練りものがおでんの具に入るようになったそうです。

黒い練りものを入れることによって色が黒くなるのに加えて、多くのお店ではつゆを継ぎ足して使っているので真っ黒になっています。

青葉おでん街や青葉横丁などで食べることができます。また静岡駅近郊にはふらっと食べることができるお店が今もなお残されています。

さらに静岡では駄菓子屋さんや一部焼肉屋さんなどでも、この黒いおでんを見つけることができるのでソウルフードと言えます。ちなみにコンビニでは透明なおでんが販売されているので注意が必要です。

びっくり串刺しおでん

真っ黒なおつゆのおでん鍋の中には、なんと串刺しにされたおでんたち。全てのお店で串刺しにされています。

静岡では食べ終わった後の串の数で勘定していくのが定番なんです。お店の方が選んでくれる場合もありますが、自分たちでとる場合の方が多く、ついつい食べ過ぎてしまうこともあります。

濃い味なのでは?と心配される方も多くいらっしゃるかもしれません。そのお味は、普段食べているおでんよりもお魚の香りが強く、甘さや旨味もでてきてお酒に本当によく合います。だしの色は濃くても決してしょっぱくありません!!

だし粉をかけて食べるのがオススメ

そのまま食べてももちろん美味しいです。ただ、静岡県民流としてはだし粉をかけて食べるのがオススメ!!

具材から出てくる甘みのほかに、だし粉をかけることでよりいわしの香りが強くなります。ガッツリだし粉をかけることで、だし汁が染み込んだおでんにマッチしていきますよ。

お店によってだしの黒さや、だし粉の割合などは変わっていきますので様々なお店を巡って静岡の真っ黒おでんを味わってみてはいかがでしょうか。