カルビーは、「ポテトチップス」で、47都道府県の「地元ならではの味」を開発する「ラブジャパンプロジェクト」第3弾「14道県の味」を19日発売した。「ラブジャパンプロジェクト」は、地域に関わる人々を元気にし、さらには日本を元気にしていくプロジェクト。菓子を通して地域で有名な産品や知る人ぞ知る味などを全国に紹介することで、地域の食文化の発展を支え、豊かな生活の形成に貢献することを目指す。

15日開催の発表会で伊藤秀二社長は、17年度北海道産ジャガイモの契約栽培農家の収穫について、「前年比13%増、計画比0.4%増と十分な量を確保し、品質も高い」と説明。18年度は、「じゃがいもナンバーワン」をテーマにポテトビジネスに集中する考えを示した。具体的には、北海道をアピールしながら、楽しさ、季節感を提案する。

また、4月後半から主要17アイテム程度を対象に10~25%増量する増量企画を展開し、17年の商品不足のおわびと感謝を消費者に伝える。また、18年度「ラブジャパンプロジェクト」の施策は、カルビー、地方自治体に加え「地元を愛するお客さま」の3社による共創企画に進化させる。

4月にオールスター企画を展開し、10月以降に18年版47都道府県の味を発売する。小泉貴紀マーケティング本部長は、第1・第2弾商品の発売で、新規顧客獲得に成功し、「ポテトチップス活性化に貢献できた」と分析した。

荒木友紀マーケティング本部ポテトチップス部ベーシック課長は、プロジェクト第3弾発売14道県(北海道・新潟・山梨・長野・福井・静岡・奈良・和歌山・島根・広島・高知・福岡・熊本・沖縄)について説明した。

今回は、北海道・昆布しお味、新潟・かんずり味、山梨・せいだのたまじ味、長野・キムたくごはん味、福井・水ようかん味、静岡・浜松餃子味、奈良・奥大和柿の葉すし味、和歌山・はちみつ×南高梅味、島根・出雲ぜんざい味、広島・牡蠣のバター焼き味、高知・芋けんぴ味、福岡・ごぼう天うどん味、熊本・高菜炒め味、沖縄・中味汁味を展開。

数量限定・期間限定で19日から各販売エリアのコンビニ、スーパーなどで発売。

◇日本食糧新聞の2018年2月21日号の記事を転載しました。