アンニョンハセヨ!埼玉県狭山在住の在日コリアン3世で韓国家庭料理研究家のライター・李亜民です。毎日の料理って悩みますよね。朝昼晩と献立を考えるのがおっくうだったり、毎回メニューが似たり寄ったりになってしまったり。「子どもが小さいから、大人と分けて作らなきゃ」「家族が多いから、節約しながらもボリューミーに」「育ち盛りの子に栄養満点な料理を食べさせてあげたい」などなど。ご家庭によって悩みもそれぞれだと思います。そんな悩みを一気に解消してくれるのがお芋! 今日はお芋を韓国風にアレンジしながらおすそ分けしますね。

さといも・じゃがいも・さつまいも…家族みんなで楽しめます

いつもお世話になっている棚倉ばあちゃんの畑で、子どもたちと一緒にさといもを収穫させていただきました。自分の手で掘って食べると、よりおいしいですよね。「これわたしが掘ったお芋〜」と誇らしげな子どもたち。

お芋は季節を巡りながら、さといも、じゃがいも、さつまいもと楽しむことができますよね。常に身近にあるお芋にサムジャン(にんにく味噌)を足すだけで、おいしさ倍増!

一番上の写真は、さといもを電子レンジでチンして、にんにく味噌をバターと味噌と砂糖でのばして絡めました。ビールによく合います。パパのおつまみにも最高です。バターやお砂糖、はちみつを多めに入れると、辛さを抑えることができます。子どもたちのおかずにもなり、家族みんなで楽しめます。

さつまいもでもやってみてくださいね。私はいつも焼き芋に絡めます。近所の直売所の焼き芋が大きいので、余ったら韓国風おかずにして食べます。

蜜たっぷりでねっとりした焼き芋は甘くてホクホク。でも大きくて食べきれなかったり味に飽きてしまったりしたら、ぜひサムジャンとコラボしてください。

サムジャン(にんにく味噌)の記事はこちら
お肉が絶品に!韓国の万能味噌サムジャンの使い方【レシピ付き】

お腹にもたまるお芋は、育ち盛りのお子さんにもピッタリな一品です。じゃがいもでももちろんできます。ぜひお試しください!

デパ地下風やお店風にも変身!

おしゃれ大好きママさん! 料理もかわいい&ステキ&おいしいの3拍子揃ったら完璧ですよね。そんなママさんは、お芋とミックスビーンズにマヨネーズとテンジャンを和えてみましょう。塩こしょうで味を調えてくださいね。

お芋とお豆、栄養満点です。そして急な来客にも即対応可能なメニューです。おうちにあったお芋で作ってくださいね。ミックスビーンズは缶詰を常備しておくといいです。上記の写真はさつまいもで作りました。

かぼちゃを使うとオレンジ色が映えてきれいです。デパ地下風にアレンジもできて、ママの満足度もアップな一品です。

今流行りのチーズダッカルビ! おうちでもチャレンジしてみませんか? さつまいもを入れると絶品です。じゃがいもも合います。お店風もおうちでできると嬉しいし、安く上がります。

カムジャタンもいいですよね。カムジャがじゃがいも、タンが汁物という意味です。ゴロッとじゃがいもを入れて、寒い季節に温かいスープはいかがでしょうか?

リーズナブルにグラタンやコロッケはいかが!

グラタンはホワイトソースを作って絡めて…と、めんどくさいな〜なんて思っていませんか? お芋グラタンなら、電子レンジでチンしたお芋をサムジャンやダシダと混ぜてチーズを乗せて焼くだけ!でおいしいんです。かなりの時間短縮メニューだと、わたしは思います。

子どもにはベビーチーズやたらこをトッピングするのがオススメ。大人には明太子をトッピング! コチュジャンとひき肉を和えて、チーズたっぷりで焼いて食べるのもおすすめです。想像しただけでよだれが出ちゃいますね。

コロッケは、キムチを小さく刻んで入れて揚げて食べてみてください! いつものコロッケにパンチが加わって、箸が止められなくなります! キムチ入りコロッケは料理教室でもすごく人気な一品です。

お芋の韓国風はたくさんレシピがありますよね。あなたのお気に入り、探せましたでしょうか? サムジャン、テンジャン、コチュジャン、キムチ、ダシダをお芋にプラスして、毎日の食事を楽しんでくださいね。

さといもにんにく味噌和え


<材料>
・さといも  6〜8個
◇にんにく味噌 大さじ1
◇味噌 小さじ1
◇砂糖 大さじ1――はちみつでも可
・バター 10g
・ごま 少々

<作り方>

  1. さといもは皮をむき、電子レンジでチン。
  2. バターを溶かして◇と混ぜる。
  3. 1と2とごまを和えたら完成。