生活協同組合コープこうべは1日、神戸市中央区のホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドで「8つの次世代“神戸メロンパン”」新作発表会を開催した。
西川隆雄・兵庫県パン協同組合理事長(ニシカワ食品社長)は「パンのイベントは数多くあるが、メロンパン単体のこのようなイベントは初めてだ。ラグビーボール形メロンパン(神戸メロンパン)を66年前に開発した元祖であるコープこうべに感謝申し上げる。今日からが神戸メロンパンの新たなスタートと考えている。神戸が誇るメロンパンの認知をより一層高め、皆さまにメロンパンの正しい認識をお持ちいただきたい」と話した。

同生協では、ラグビーボール形で知られている「神戸メロンパン」をPRし、神戸のご当地フードとして根付かせるため、兵庫県パン協同組合や町のパン屋、神戸市の高校生・大学生と協働で「神戸メロンパンご当地フード化計画(KMG)」を推進している。

今回、若い世代やラグビーボール形メロンパンを知らない人などへの認知度を高め、支持を集めるために、地元パン屋(ニシカワ食品、原田パン、イスズベーカリー、パンプキン、中市大福堂「ダンマルシェ」、ヒシヤ食品「ファミール」)やホテル直営パン店(ラスイート「スイーツ&ベーカリー ル・パン神戸北野」)、地元高校生(神戸山手女子高校とコープこうべのコラボ)が新しい神戸メロンパンを考案。

個性豊かなラグビーボール形メロンパン(8種類)を2日から各店舗で販売している。

来年は「ラグビーワールドカップ日本大会」が開催される。神戸(御崎公園球技場、兵庫区)でも世界の強豪国(2位イングランド、4位アイルランド、5位南アフリカ、6位スコットランド)の試合が行われる予定だ。

KMG実行委員会では、ラグビーボール形のメロンパンをきっかけに、「パンのまち神戸」、「ラグビーワールドカップ」を盛り上げ、「ご当地フード」としての認知を高めたいとしている。

◇日本食糧新聞の2018年2月9日号の記事を転載しました。