豆まきで余った豆を簡単においしく食べよう
前回、恵方巻が豆まきより人気が高い理由を書きましたが、豆まきはお豆そのものが、硬くて味がないため、節分の後に捨ててしまう家庭もあるそうです。
そこで今回は「豆」の使い方をご紹介しますね。とても簡単なひと手間で節分の豆はおいしく食べられるんです。
わずか5分~10分で健康的なおやつに
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ポクポクを活かした甘い豆菓子
王道は、豆菓子です。豆まきの豆はもともと食感が楽しいので、そのまま活かします。
砂糖をフライパンで炒るように加熱します。飴状になったら豆を投入。ほんの少々隠し味に塩も入れると味がしまります。豆を絡めたら出来上がり。
熱いうちにきな粉をまぶしたり、胡麻をまぶしたり、ココアパウダーもお薦めです。味も無限大に広がります。
お酒のおつまみにするには、自宅にあるお味噌を加えて。味噌を砂糖に最初に合わせておいてからフライパンにかけるとネットリして豆にもよくなじみます。
レモン蜂蜜づけ
加熱不要!超簡単です。蜂蜜にレモンをふりかけて混ぜておき、豆を投入!蜂蜜にからめる。それだけです。
レモンのさわやかな香りと酸味が蜂蜜によく合います。疲れた時に食べても元気が出ます。
豆ごはん
醤油やお酒や出汁で味付けすると、おいしい豆入り炊き込みご飯になるのですが、面倒だったら、ご飯に入れて炊くだけ!ちょっとだけ水を多めにするとふっくらします。通常のご飯にたんぱく質が増量され、健康面でも○。
噛み応えが増えるので、ゆっくり食べることにもなりますから、過食防止にもなってダイエットにもお薦めです。
また、お豆ご飯には、何を入れてもオッケー。人参やゴボウ、シイタケ、高野豆腐などの和食から、サフランやカレー粉など海外の料理や香辛料との相性も抜群です。一緒に何を合わせても相性が良いのがお豆の優れたところです。
良質のたんぱく質ほか栄養もたっぷり
大豆は、豆の種類の中でも一番たんぱく質含量が豊富です。豆まきの豆は常温で保存もきくので、良質のたんぱく質として料理に普段から活かしてはいかがでしょうか。さらに大豆はイソフラボンが入っているのは知られていますが、食物繊維も豊富なんです。
心をつなぐ日本の行事
豆まきの習慣の由来は平安時代の宮中にさかのぼり、鬼を払う「追儺」という儀式と、もともと寺社が邪気払いに行っていた「豆打ち」という儀式が合わさった習慣と考えられています。長い年月続けてきた文化ですから、恵方巻とともに次世代にもつなげたいですね。
また、恵方巻は、最近ではあらかじめ切った状態で販売もされています。「切ってはだめ!」ですよね。せっかくの文化ですから、切らずに丸かぶりをして、邪気を払いましょう。
日本の行事は、食とともにあります。そして、それは心をつなぐものなんです。
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