2月3日の節分には「鬼は外!福は内!」の豆まきだけでなく、「恵方巻きを食べる!」というお宅も多いのでは? スーパーやコンビニ、デパ地下にずらりと並ぶ「恵方巻き」を眺めつつ、どれにしようかと悩むご家庭、「うちは手作り派」と具材選びに余念のないご家庭-。いろいろなパターンがありそうですね。
そんな「恵方巻き」、せっかく食べるなら、今年はちょっと変わった食べ方にチャレンジしてみたい!! 今回は手近な食材でできてしまう!あえて“海苔”で巻かずにカラフルにした“変わり恵方巻”食べ比べランキングをお送りいたします♪

巻き食材は6種類!“中身”は海苔後巻きタイプの恵方巻きを活用!

今回用意したのは、「福を呼ぶ七品目の恵方巻き ミニサイズ」(セブン-イレブン)と海苔の代わりとなるトルティーヤ、スモークサーモン、生ハム、サンチュ、おぼろ昆布、のりたま-の6種類の食材。

海苔パリパリで食べられるよう、海苔を後から手巻きする「福を呼ぶ七品目の恵方巻き ミニサイズ」の中身を活用させていただきまして、ほかの食材で“巻き巻き”しようという作戦でありますっ! …手抜きでスミマセン。

今回使用した食材たち。近所のコンビニ、スーパーで入手できるモノばかり

ちなみに未使用の「九州有明海産海苔」は、この後たべぷろ編集部員がおいしくいただきました。

【食べやすい部門1位】巻きやすく切りやすいトルティーヤ!

簡単に巻けるのもうれしい♪

みごと、食べやすい部門第1位!に輝きましたのは「トルティーヤ」! トウモロコシ粉や小麦粉で作られ、メキシコやアメリカなどで主食として食べられている、メキシコ料理に欠かせない薄くて丸い“アレ”です。今回は小麦粉製でしたよ。

トルティーヤ、しっかりしたシート状なだけに、とにかく巻きやすい! そして、切りやすい!

断面もきれいですし、とにかく持っても手が汚れない!! たべぷろ編集部員一同、もう大絶賛です。

「これは、味も期待できるんではないの?」と、皆笑顔でパクリ!
………。

「トルティーヤに味がない」「味のマッチ度からいうと、酢飯とトルティーヤはちょっと…」とうつむく編集部員たち。おいしく食べたい方は、サルサソースかマヨネーズを用意されることをオススメいたします。

【お手軽さ部門1位】野菜高騰の折…比較的お財布に優しかったサンチュ

お店のメニューにありそうな風貌

「お手軽さ部門」No.1に選ばれましたのは、焼き肉に欠かせない「サンチュ」でした。当初はレタスを使う予定だったのですが、野菜高騰の折、スーパーに並ぶレタスは購入を尻込みする価格でして…(涙)。比較的、お財布に優しそうだったサンチュに変更したという次第。

トルティーヤ同様、こちらも巻きやすい! そして、何よりこのグリーン!! とても体によさそうです♪

お味の感想はと申しますと…。「アリかな」派と「これ、ちょっと無理」派に割れました。野菜自体の味がお好きな方にはそのまま食べをオススメいたしますが、「生野菜にはドレッシングorマヨネーズが必須」という人は何か付けて食べた方がいいかも。

生食できる葉物野菜なら何でもOKそうでしたので、ご自宅の冷蔵庫にあるものでお試しあれ!

【ワインに合いそう部門1位】巻くと思った以上に持ちにくい…スモークサーモン

丸かじりは至難の業!

「ワインに合いそう部門」トップとなりましたのが、「スモークサーモン」です。

「サーモンのお寿司やお刺身もあるし、これは結構イケそうな予感…」と、早速巻き準備にかかるたべぷろ編集部一同。

すのこにラップを置いて、スモークサーモンを少しずつずらしながら重ねまして…。

キュッキュッキュッ!と巻いていきます。

サーモンピンクのカラフルな見た目ですが、とにかく持ちにくいっ! これの丸かじりって、ちょっと難しすぎでしょ…。

気になるお味の方は…「若干、生臭い? 巻き寿司の具として入っていたら合いそうだけど、この量だからねえ」「巻くというより、上に乗せるくらいが適量かなあ」といった感想多数。

スモークサーモンの味が強すぎて、お寿司の影が薄くなるという結論に達しました。スモークサーモンは上乗せで、持たずに食べた方がいいかもしれませんよ。

【子供が喜びそう部門1位】節分にピッタリの見た目♪“まぶし”方式ののりたま

この色合いは…!?

たべぷろ編集部一同、「子供が喜びそう部門」第1位!に推したのが「のりたま」。ちょっと“巻き”から離れまして、“まぶし”方式でのエントリーです(といっても、「まぶし」方式は「のりたま」のみですが)。

のりたまですので、とにかく飛び散りやすい! すのこにラップを置き、ご飯の表面にのりたまをまぶし付けながら、飛び散らないようにちょっとずつ押さえていきます。

完成!!

この色合い…何かに似ていますねぇ…。あ!節分の鬼の虎皮のパンツだ!!

味の方はと申しますと、安定の「のりたま」味がご飯にマッチしております♪ 編集部メンバーも「あ~、これ、普通にお弁当に入ってそう。おいしい」「これは、子供大喜びだよね。見た目も鬼のパンツだし」と納得の表情。「単に子供がのりたま好きなだけって話も…」という意見もありましたが、それはそれでOKということで。

お子さんのお弁当などにもオススメの“鬼のパンツ”恵方巻きですが、丸かじりはやめた方が無難かと思われます。のりたまがテーブルに散らばって、悲惨な事態に陥ること間違いナシ!

【インスタ映えしそう部門1位】薄ピンク基調の外観がステキ!な生ハム

見た目の美しさはピカイチ!

「インスタ映えしそう部門」で頂点に輝きましたのは、「生ハム」! こちら、見た目もピンク基調のステキな感じに仕上がりましたよ♪

スモークサーモンと同様、すのこにラップを敷いて、生ハムを少しずつずらしながら重ねまして…。

これまた、キュッキュッキュッ!と巻きます!

和洋折衷な生ハム「恵方巻き」の完成! 薄ピンク色で見た目もキュートですね♪

さて、気になるお味はと申しますと…。

「こうやって食べてみると、生ハムって、結構塩気が強いよね」「甘めな巻き寿司と塩気のある生ハムの取り合わせって…、味がまとまってなくてバラバラな感じ?」と若干残念な発言が。

こちら、インスタ映えの点では太鼓判ですので、お寿司の具や酢飯を工夫すれば食べやすくなるかも?

【おいしさ部門1位】海苔と同じ海藻!ある意味妥当な?おぼろ昆布

海苔巻きならぬ“昆布”巻き

さて。みごと「おいしさ部門」No.1に選ばれましたのは…「おぼろ昆布」でしたっ!

おぼろ昆布は1枚の昆布の平面を薄く削ったもの。海苔と同じ海藻ですし、ある意味、妥当な結果と申せましょう。

問題は…巻きづらいことでしょうか。もともと使いやすく長方形に成型されている手巻き海苔と違い、おぼろ昆布は幅も長さもバラバラのものが袋に複数入っています。海苔巻きの幅におぼろ昆布を並べようと、編集部員たちがおぼろ昆布をあれこれ選ぶ姿は、まるで難解ジグソーパズルを完成させようと四苦八苦するナゾの集団のよう…。

巻いてからも一部のおぼろ昆布がめくれてしまったりはしましたが、無事完成!!

酢飯におぼろ昆布がマッチして、これは間違いなく“おいしい”と言える「恵方巻き」です。

合わせ技でよりおいしく!

今回の「変わり恵方巻き」、たべぷろ編集部で意見が一致したのが「しょうゆやマヨネーズ、ソース類があったら、もっとおいしかったかも」という点。しかも、単体巻きよりサンチュ+生ハム、サンチュ+スモークサーモンなどの合わせ技の方がよりおいしくなりましたよ♪

「ひょっとして!」。一人の部員が、サンチュ+スモークサーモン巻きの恵方巻きに残っていた「九州有明海産海苔」を巻き付けてガブリ!

「うん、おいしい!」。追随した他のメンバーたちも、「おいしい。海苔だと味がまとまるよね」「やっぱり海苔には勝てなかったか…」としみじみ。結局、「先人の知恵は素晴らしいモノであることだなあ」という結論に達した“変わり恵方巻き体験”だったのでした。

他にも、たべぷろではパンライターの大谷りえ子さんが、パンで簡単に作れる恵方巻きを紹介しています。

節分に「パンの恵方巻き」はいかが? 簡単にできて子どもも大喜び【レシピ付き】

インスタ映えのコツはフード&テーブルスタイリストの渡辺有子さんがご紹介していますので、ぜひご覧ください!

恵方巻でインスタ映え!盛り付けのコツをプロが伝授

「今年の恵方巻きは、ちょっと目先を変えたいなあ」と思ってらっしゃるなら、ぜひ“変わり恵方巻き”をお試しあれ♪ …味の方は自己責任ということでよろしくお願いいたします。