アンニョンハセヨ!埼玉県狭山市在住の在日コリアン3世で韓国家庭料理研究家のライター・李亜民です。韓国料理をおうちでも親しんでもらいたいな〜と、常日頃から活用術や工夫術を発信しております。新しい料理に挑戦しようとすると、レシピを調べ、ない調味料や食材を買い足し、手慣れてないから時間もかかる、なんてことありませんか?そんなときは、いつも作る料理に少し韓国風をトッピング!今回はトッポッキの使い方をおすそ分けです。

すごく簡単でオススメ!トッポッキを入れるだけ!

トッポッキを普段の料理に足すだけです。簡単すぎて笑っちゃいましたよね。トッポッキはお米で作られた餅。料理に加えるだけで腹持ちも良いし、ご飯も炊かなくて済む優れもの。たくさん褒めてあげてください。

韓国ではもちろん、日本でも人気のグルメ。アルバイトをしている狭山ヶ丘の韓国家庭料理「マンナょ!」でも「トッポッキくださーい」とよく注文が入ります。「辛〜い!」と言いながら、皆さん食べています。

トッポッキとメニューに書いているので、もう辛いイメージが頭から離れませんよね。でも思考を変えてどう使えるか?を知ればたくさん活かすことができます。

トッポッキはトッポギとも言います。韓国の餅、떡(トッ・トク)を野菜やいろいろな材料で炒めて、コチュジャンソースに絡めたものがトッポッキ。日本では特に甘辛いのが人気ですよね。

「おうちでは、とてもじゃないけど作れないわ」と思っているママさん。もったいないその考えを吹っ飛ばして、今日からトッポッキをたくさん活かしてみましょう。

汁に合う!ボリューム出しはトッポッキにお任せ〜

トッポッキは、スーパーで買えるようになりました。最近は歯切れがよく小さなサイズのトッポッキも売っているので、おかずにはもちろん、子どものおやつにも最適です。寒い季節にはお鍋に合います。

汁物のボリューム出しに最高の一品。甘辛ソースで炒めたり絡めたりすると考えずに、日本の伸びる餅と同じ感覚で使ってみましょう。

豚汁にトッポッキを入れて、豆腐を切らずにごろっと入れて、コチュジャンを溶いて食べると「いつもとちょっと違う」が楽しめますよ。豚汁を韓国風に変身させてみてはいかがでしょうか?

ラッポッキもあります。ラーメン+トッポッキでラッポッキ。なんか響きが可愛いですね。ラーメンにトッポッキを入れて食べるだけです。かさ増しにもなります。育ち盛りのお子さんがいるおうちにはオススメかも!

ポトフにもトッポッキを入れて食べてみてくださいね。野菜も炭水化物も全て鍋一つの中にぎっしり詰まっています。そして、洗い物も少なくて済むという時間短縮をお手伝い!トッポッキはママの味方です。

トックもあるよ!トッポッキと同様!トックも活かそう!!

トックはご存知ですか?こちらもママの味方間違いなし。トックもスーパーで買えます。わたしはイオンで買いました。韓国調味料の棚に一緒に並んでいます。カルディでもコストコでも買えます。韓国料理屋さんでも、焼肉屋さんでも、メニューに「トック」と書いてあります。ぜひ探してみてください。

トックも米粉から作られた餅。トッポッキとただ形が違うだけです。丸くて薄い形をしています。なので、火の通りも早く、スープやお鍋に入れてぐつぐつ煮ると、すぐ柔らかくなって食べられます。

トックは「トッ」が餅、「ク」がスープ。スープ餅です。スープの中に入れて食べるのが一般的で、調理時間が短いのが本当に助かります。

韓国風豚汁のレシピ

▼材料(4人分)
・豚肉肩ロース 400g
・しめじ 1パック
・にんじん 1本
・ねぎ 1本
・ごぼう 1/2本
・大根 1/3本
・さといも 3個
・玉ねぎ 1個
・さつまいも 1/2/個
・にんにく 1かけら
・糸こんにゃく 1袋
・トッポッキ 8個
・豆腐 1丁
◇水 1500ml
◇酒 少々
◇味噌 大さじ3
◇ダシダスティック 1本
◇ごま油  少々
◇コチュジャン お好みで

▼作り方

  1. ごぼうはささがきにして、水に浸しておく。他の野菜と肉は食べやすい大きさに切る。
  2. ごま油をひき、肉→野菜の順で炒め、水を入れて中火で煮る。
  3. 2が柔らかくなったら、糸こんにゃく、ダシダ、すったニンニクをお酒と入れる。
  4. 味噌を溶き、豆腐は切らずに入れ、トッポッキを加える。
  5. トッポッキが柔らかくなって、お好みでコチュジャンを溶いたら完成。

トッポッキも入れて、コチュジャンも溶いて、韓国風豚汁でもどうぞ召し上がれ!レシピは無限にあります。いつも作り慣れた料理のちょっとしたアレンジや工夫が、ママを助けるレシピだとわたしは思います。