Mizkanが昨年2月4~6日にマクロミルに委託した節分の日における巻き寿司についての喫食状況調査(インターネット調査、全国20~69歳男女3270人)によると、「恵方巻きの認知度は84.4%で前年より微増。喫食率は61.9%と横ばいで、近畿・中国・四国での喫食率が7割前後と西高東低であるが全国的に一般の家庭に普及している」ことが分かった。

前年と比べて、食べた割合は増えたものの、配偶者や子どもと2人以上で食べた割合の方が依然として多く、家族の年中行事として喫食されていることがうかがえた。

今後食べたいものとしては「オーソドックスな巻き寿司」よりも「海鮮入りのもの」が好まれており、入っていたらうれしい具材としてサーモンの人気がある。具材の豊富さや彩りも求められており、見た目の華やかさも重要視されている。伝統にとらわれない新しい巻き寿司を楽しみたい傾向もうかがえた。

恵方巻きの購入者のうち、86.2%が当日購入しており、購入場所はスーパー70.1%、コンビニ12.4%、寿司屋7.5%、デパ地下6.1%とスーパーでの購入が突出している。手作り派は2割程度で、その半数以上が「経済的」「おいしい」ことを理由に挙げている。

恵方巻きに入っていたらうれしい具材は「卵焼き」がトップで、海鮮の具材では若い世代を中心にマグロよりサーモンが人気であった。

Mizkanが考える18年の恵方巻きキーワードは「インスタ映え」するカラフルな寿司だ。18年2月3日は土曜日でもあることから、家族や友達とカラフルな恵方巻きパーティーを楽しめるようにホームページでレシピをたくさん紹介している。

◇日本食糧新聞の2017年12月25日号の記事を転載しました。