こんにちは。長野県長野市在住のたべぷろ編集部員・キウチ タカヒロです。長野県中信地方にある安曇野市はわさびで有名です。わさびの生産量日本一を誇る長野県ですが、そのなんと9割が安曇野産です。中でも、大王わさび農場は日本最大規模のわさび農場として、安曇野市の主要観光地となっています。わさび畑が延々と広がる景色は素晴らしく、皆さんにも一度は見てもらいたいです。
今回はそんな全国でも有名な長野県安曇野産の生わさびを使ったシンプルな「わさび丼」をご紹介します。

まずは新鮮な生わさびを用意!オススメは地元のわさび屋さん

【材料】
・生わさび
・ご飯(炊き立て必須)
・刻みのり
・削り節
・醤油

量はお好みで構いません。ご飯の量によって調節してください。(海苔を多めにするとおいしいですよ)

今回わさび屋さんで購入した、新鮮な生わさびです。

大きな声じゃ言えませんが、安曇野の有名な某わさび施設で買うより、地元のわさび屋さんで買う方が安くてお勧めです。

まずは生わさびを擦ろう!

生わさびは目の細かい「おろし」を使います。目の粗いオロシを使うと風味が損なわれるらしいです。写真のような目の細かいおろしは100均でも売っていますので、手軽に購入できます。

本当は下のようなサメ肌おろしを使うと一番おいしく擦れるそうです。

ですが、7000円前後するらしいので、ちょっと手が出ないですね。一生に一度くらいは、これで擦ったわさびを食べてみたいです。

表面を軽く洗って、皮をむかずに、円を描くように擦りおろしていきます。

スピードとの勝負です。なぜなら、わさびは擦った瞬間から、どんどん風味が変わっていくからです。

一番おいしいのは擦ったその瞬間です。

けがをしないよう焦らず、ですが急いで擦りましょう。

炊き立てごはんを準備!丼でもお茶碗でも可

わさびを擦り終わったら、炊き立てのご飯を丼でもお茶碗でもいいのでよそいます。

そこに刻みのりと削り節を乗せます。

最後に先ほど擦ったわさびを乗せれば完成です。

後はお好みでしょうゆをかけて食べてください。

この時点で擦ってから10分以上経っていたら、強烈な辛みを覚悟しましょう。(もちろん、それはそれでおいしいんですが)

量を調節して、少しずつご飯と混ぜて食べてくださいね。

余ったわさびは、もちろん刺身などに使ってもおいしいです。普段使っているチューブ状のわさびとは段違いの風味と辛さに病みつきになりますよ。

余ったわさびの活用方法は…

とはいえ、生わさびを1本買ってくると、わさび丼と刺身用だけではかなり余ってしまいます。そんな時、我が家では漬物に使います。時間もかからず手順も簡単です。

余った野菜と液体の漬物の素、そして擦った生わさびをジップロックに入れてよく揉みます。そのまま15~30分置いて、漬物の素を切れば完成。わさび風味の非常に食欲をそそる漬物になります。

今回はお隣さんからいただいたきゅうりを漬け込んでみました。わさび丼のおともにいかがでしょうか。

普段の食生活には便利で安いチューブわさびを使っていると思いますが、生わさびはチューブとは風味も香りも辛さもまったく違います。

頭の先まで痺れるような辛みとしっかりとした風味は、皆さんにも一度味わってほしいものです。

是非、安曇野にいらっしゃった際はお土産に生わさびをどうぞ!