寒い冬には、自宅にあるお酒でおいしい「ホットカクテル」【レシピ付き】
もう12月、寒さも厳しくなってきました。そんなときにはあたたかい飲み物が恋しくなりますね。カクテルもホットカクテルが美味しい季節です。
今回は、ご自宅でも簡単に楽しめるホットカクテルの作り方やそのポイントをご紹介します。おすすめのお酒もありますが、まずはご自宅にあるお好みのお酒を使って作ってみるのもよいでしょう。
ホットカクテルに使うお酒は
「カクテル」というとバーで楽しむもの、作るが難しいものというイメージがありますが、簡単にいうと混ぜ合わせた飲み物=“ミックスドドリンク”がカクテルなのです。コーヒーや紅茶にシロップやクリームを加えてアレンジするように気軽に楽しみながらチャレンジしてみてください。
またホットカクテルは、冷めていく段階で味わいが変わっていくものもあり、時間をかけて飲む魅力もあるので、冬の夜にゆっくり楽しむのは特におすすめです。
ホットカクテルを作る際に使うお酒として私がおすすめするのは、「ウイスキー」と「ブランデー」です。2つとも“熟成”という長い時間をかけて琥珀色になる神秘的なお酒です。そして、銘柄によって様々な香りや味わいがあるのが特徴です。
ホットカクテルにすることで、これらの特徴が引き立ち、さらに楽しむことができます。ハイボールのように冷たくして飲む時と、違う香りや味わいを感じることもできます。お湯で割ることでアルコール度数が低くなり、飲みやすくなります。
ウイスキー
ホットカクテルにはどんなウイスキーが合いますか?という質問を受けることがあります。そんな時には「ご自身のお好きなウイスキーで」とお答えしています。例えば、初めて試してみる場合には、価格的にも手軽なブレンデッドウイスキーがよいと思います。ちょっとこだわりたい時にはシングルモルトウイスキーもいいでしょう。
ブランデー
ウイスキーと同じく、お好みのブランデーで楽しむのが一番よいと思います。もしおすすめを聞かれた場合には、ブランデーの中でも香り高い「コニャック」とお答えします。高級なイメージのコニャックですが、ミニボトル(200ml)なら1000円台で購入できますので、1杯あたり200円位で楽しむことができます。
ホットカクテルは、その他にもさまざまなお酒で作ることができます。例えば飲み残してしまった「ワイン」も、あたためてスパイスなどを加えるとまた違った味で楽しむことができます。簡単なところでは焼酎のお湯割りに梅干しを入れて…という飲み方も立派なホットカクテルなのです。まずはご自宅にあるお酒をアレンジしてみるところから気軽に楽しんでみましょう。
ホットカクテルを作る材料
ホットカクテルは、お湯以外に様々なものを加えて作ります。揃えておくとよい定番の材料をご紹介します。いろいろなお酒と合いますし、量や組み合わせを変えて自分好みにアレンジすることもできます。もちろんその他にもお好みのスパイスやシロップがあれば、ぜひ加えてみてください。
スパイス
<シナモン>
シナモンは飲み物やお菓子、お料理など幅広く使われている馴染み深いスパイスです。ホットカクテルにシナモンスティックを使うと、その独特の香りでカクテルに複雑さを加えます。
シナモンスティックには、セイロンとカッシャ(カシア)の2種類があります。セイロンは穏やかで上品な香り、カッシャは香味が強く少しスパイシーさがあります。価格はカッシャの方が少し安い場合が多いです。
<クローブ>
インドネシア原産のスパイス。クローブの名前はフランス語で「釘」を意味する「clou」が由来といわれています。開花前のつぼみの形が釘に似ていることからきています。日本では丁子(ちょうじ)とも呼ばれ、強い芳香が特徴です。
甘味
ご家庭には何かしらの砂糖が常備されていると思いますので、その砂糖を使うのが手軽でよいと思います。私は、溶けやすい液状のものを使うことが多いので、ここではそれをご紹介します。
<はちみつ>
様々な種類の花からとれるはちみつがありますが、カクテルに使う際には、比較的クセがなく甘みも強い「アカシア」を使うのがおすすめです。他には「レンゲ」や「クローバー」は比較的入手しやすい種類です。自分のお好みの香りや風味のものを使うとよいでしょう。
<アガベシロップ>
リュウゼツランという植物から作られる甘味料です。低GIで、血糖値を上げにくい天然甘味料ということで話題になりました。甘みはとても強いです。
<シュガーシロップ>
様々な種類がありますが、さとうきびのみから作った「カリブ」がおすすめです。
レモンジュース
生のレモンを使うのがおすすすめです。ポーションレモンなどでもよいのですが、私は生のフルーツを使う方が格段においしくなると思っているので、少し手間でもフレッシュジュースを使うことをおすすめしています。
おすすめのホットカクテルレシピ
バーでも注文できるスタンダードなホットカクテルとして、「トディ」というスタイルがあります。トディとは、スピリッツに甘味を加え、熱湯や水を加えて作るカクテルです。今回はご自宅でも簡単にできて、私が一番おすすめするレシピをご紹介します。お好みでアレンジして楽しんでください。
またこのレシピは、基本的に「お酒1:お湯4」の割合=アルコール度数は8%ですので、この割合もお好みで変えてみるとよいと思います。
ゆっくり楽しむ「ホット ウイスキートディ」
<材料>
・お好みのウイスキー 30ml
・はちみつ 1tsp.(約5ml)
・シナモンスティック 1本
・クローブ 3粒
・熱湯 120ml
<作り方>
- 耐熱グラスやカップに、ウイスキーとはちみつ、クローブを入れます。
- 熱湯を加えはちみつを溶かすように混ぜます。
- シナモンスティックを入れます。
★楽しみ方のポイント!
シナモンスティックは、冷めていくとだんだん風味が強くなってきます。甘味も強く感じるようになりますので、ぜひゆっくりと時間をかけて楽しんでみてください。
すっきり爽やか「ホット レモンウイスキートディ」
<材料>
・ウイスキー 30ml
・レモン 1/8カット
・はちみつ 1tsp.
・熱湯 120ml
<作り方>
- 耐熱グラスやカップに、ウイスキーとはちみつ、レモンジュースを入れます。
- 熱湯を加えはちみつを溶かすように混ぜます。
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