国連の食糧支援機関「国連WFP」は12月11日、デイビッド・ビーズリー国連WFP事務局長と竹下景子国連WFP協会親善大使のトークイベント「紛争と飢餓~スーダンと支援の現場から~」を東京都渋谷区の東京ウィメンズプラザで開催します。

ビーズリー国連WFP事務局長の初来日に合わせて行うイベント。過去10年以上にわたって減少してきた世界飢餓人口が昨年増加に転じ、8億1500万人を超えています。その主な原因は「紛争」の激化。ビーズリー氏は4月に国連WFP事務局長に就任して以来、南スーダンなどの紛争地を積極的に訪問してきました。

イベント当日は、各地で長期化する紛争と飢餓の現状、国連WFPによる支援活動について、ビーズリー国連WFP事務局長の講演が行われます。飢餓と貧困の撲滅に対して、民間企業や市民社会、個人がどんな行動を起こせるのか-といった紹介もあるそうですよ。

竹下景子さんは、10月のスーダン視察について報告します。スーダンは、長年にわたる国内紛争や経済の悪化、自然災害発生によって、4人に1人が栄養不良の状態にあるそうです。13年に隣国の南スーダンで勃発した紛争のため、南スーダンから40万人以上がスーダンに逃れてきていて、対応が求められているといいます。

竹下さんは難民キャンプの様子、母子栄養支援の状況や紛争を逃れてきた人々との交流で感じたこと、スーダンでの学校給食支援について紹介する予定です。

「国連WFP事務局長×竹下景子「紛争と飢餓~スーダンと支援の現場から~」の開催日時は12月11日15時30分~17時、会場は東京ウィメンズプラザホール(東京都渋谷区神宮前5-53-67)です。定員150人(先着順・無料)。国連WFPWebサイトから申し込んでください。

詳しくは公式サイトから。