仏タイヤメーカーのミシュランは10日、独自の調査でレストランやホテルを格付けして紹介する「ミシュランガイド京都・大阪2018(税別3000円)」を発売した。
飲食店・レストランの三つ星は12店で、昨年二つ星だった日本料理「飯田」(京都市中京区)、イノベーティブ「HAJIME」(大阪市西区)が昇格した。二つ星は40店(新規なし)、一つ星が139店(うち新規25店)。

ホテル・旅館カテゴリーは二つ星、一つ星ともに2軒ずつ掲載している。星は付かないが手頃な価格で良質な料理が楽しめる「ビブグルマン」は221店(同34店)となった。

ミシュランガイド京都・大阪2018では京都の新しい一つ星はすべて和食。和食が多いという今までの傾向を今年も裏付ける結果となった。一方、大阪はフランス料理、日本料理、ステーキハウスなどが新しく一つ星店に評価された。従来の繁華街以外にも評価店舗が増えているという。

さらに今回、たこ焼きカテゴリーに新しく3軒追加され、大阪らしい「粉もん」のセレクションがより充実した。

7日に「京都ホテルオークラ」で会見したポール・ペリニオ日本ミシュランタイヤ代表取締役社長は「ミシュランは117年にわたり世界中でガイドを発行。ミシュランガイド京都・大阪版は今年で9冊目、今年の東京版10周年に続き、来年に節目の年を迎える」と述べた。

◇日本食糧新聞の2017年11月17日号の記事を転載しました。