2Box Kitchen Studioを運営しております料理研究家の和田千奈(かずな)です。食品メーカー様やキッチンツールメーカー様などと共同したレシピ開発や、撮影・スタイリング、料理講師やコンテンツ企画提案などをしております。得意分野は、食を通じた心身の健康と美容=インナーメイクです。今回は旬の野菜「ヤーコン」に注目し、身体に嬉しい栄養や食べ方、調理法をご紹介いたします。

「ヤーコン」ってどんな野菜?健康や美容効果もあるの?

最近はスーパーなどで見かける機会も多くなり、健康に良さそうというイメージが浸透しつつありますが、まだまだメジャーとはいえないお野菜。「ヤーコン」の旬は実はちょうどこれから。晩秋から冬にかけて、特に11月からは出回ることが多くなります。

「ヤーコン」は中南米アンデス高地原産のキク科の根菜。インカ帝国の以前から大事な栄養源として親しまれてきたそうです。

成長するとひまわりのような葉をつけ、地下にはさつまいもに似た誇大化した根がつきます。スーパーで見かける「ヤーコン」はこの誇大化した根っこの部分。見た目はさつまいもに似ていますが、食感や味は全く異なります。生食が可能であることも特徴で、シャキッとした食感と、ほんのり優しい甘みがあります。

「ヤーコン」には身体に嬉しい栄養を豊富に含んでおり、抗酸化作用で話題のポリフェノールや、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルもたくさん。昨今は「ヤーコン」が持つ健康効果が注目を集めています。

ヤーコンはデトックスにもおすすめ

中でも注目すべきは、難消化性オリゴ糖の一種であるフラクトオリゴ糖。「ヤーコン」は“オリゴ糖の塊“とも言われるほど、多量のオリゴ糖を含有しているのです。

「ヤーコン」に含まれるフラクトオリゴ糖は、胃や小腸の消化酵素では分解・吸収がされにくい性質をもっており、そのままの形で大腸まで到達するそう。

その結果、大腸内のビフィズス菌などの善玉菌を増やし、悪玉菌を減らすなどの整腸作用が期待され、また消化分解されずに大腸まで到達するため、血糖値やインスリン分泌への影響も少ないとか。

脂質代謝の改善効果も報告されているそうで、ダイエットをしている方や糖質が気になる方、腸内環境を整えたい方には非常におすすめです。

ヤーコンってどう食べるの?

生食ができるのでサラダにしてももちろん、細切りにした「ヤーコン」を野菜炒めやかき揚げ、スープの具材などにしても美味しくいただけます。切った後は変色しやすいので、水にさらしておくと良いでしょう。

選ぶときは表面の傷が少なく太すぎないもの、鮮度の良いずっしりと硬いものを選ぶようにします。

今回は「ヤーコン」を使ったデトックススープレシピをご紹介。「ヤーコン」を始め根菜をたっぷり使用するので、腸活をしている方、ダイエット中の方にも嬉しい一品です。

ヤーコンのデトックススープ

【材料(4人分)】
ヤーコン 150g(乱切り)
ごぼう 1/2本(泥と皮を取り除いて斜め薄切り)
れんこん 150g(乱切り)
バター 10g
にんじん 1/2本(皮をむいて乱切り)
玉ねぎ 1/2個(くし型切)
しめじ 1パック(石づきを落としてパラパラにする)
ローリエ 1枚
コンソメの素 1個
ベシャメルソース 250g(ホワイトソース)
塩 適量
こしょう 適量(あればホワイトペッパー)
生クリーム 大さじ2(あれば)
白すりごま 小さじ2

【作り方】

  1. ヤーコン・ごぼう・れんこんは切ったらそれぞれ水にさらしておく。
  2. 鍋にバターを入れて熱し、にんじんと玉ねぎをいれて炒める。玉ねぎがしんなりしたら、残りの野菜すべてを入れて、全体に油が回るよう炒める。水500mlとローリエ、コンソメの素を入れ、あくを取りながら具材が柔らかくなるまで煮る
  3. ベシャメルソース(ホワイトソース)を入れ、塩、ホワイトペッパー(こしょう)で味を整え、火を止めて生クリームと白すりごまを入れる

ベシャメルソース(ホワイトソース)の作り方はこちら

ベシャメルソース(ホワイトソース)は市販のものでも構いませんが、その際はコンソメの素や塩・こしょうの量を調整してください。

これから旬の「ヤーコン」、ご家庭の食卓にぜひ取り入れてみませんか?