きのこでダシをとって簡単クッパ【レシピ付き】
アンニョンハセヨ! 埼玉県狭山市在住の韓国家庭料理研究家・李亜民です。我が家には成長真っただ中の娘が2人います。毎日、「今日はごはんどうしよう」と思いながら過ごしているのはきっと私だけじゃないはず。世のママたちは「何食べさせよう、何作ろう」と日々格闘していますよね。そこで今日のおすそ分けは、韓国家庭料理でもお馴染みのクッパをいろいろなきのこのダシを使ってご紹介したいと思います。
すべてのきのこからダシが取れます!
とんぼが飛び始め、畑には秋野菜がたくさん実り始めました。読書の秋、スポーツの秋、行楽の秋。でも一番は実りの秋!食欲の秋ですよね!秋野菜の代表でもあるきのこ。いろいろなきのこがたくさんお店に並ぶ季節がやってきました。みなさんは何のきのこがお好きですか? 定番はやはりしいたけですかね!
しいたけは一番身近なきのこといっても過言ではありませんね。乾燥品もあり長期保存可能なところも主婦の味方ではないでしょうか。栄養素も満点!生活習慣病の予防食材のひとつとも言われています。そして、なんといっても良質で味わい深いダシを楽しむことができますよね。
しいたけ以外にもしめじ、エリンギ、まいたけ、えのき、なめこ、ひらたけ、まつたけ、はなびらたけ、マッシュルーム、たけのこ、きくらげ、などなど。何気に種類が多いきのこ。すべてからダシを取ることができます!!
味も食感もそれぞれちがうので、いろいろなきのこを入れると複雑に楽しむことができるのもいいところではないでしょうか。きのこを家庭料理のパートナーにぜひ!有効活用すべき食材です。
きのこのダシ…濁ってる!?
きのこダシは濁ってて正解!きのこたちの旨みや栄養がたくさん溶け込み詰まっている証拠です。このまま使いましょう。捨ててしまうなんてもったいないです!!クッパやその他の料理もきのこのダシを存分に引き出してあげましょう。最初の一口にきのこダシの風味が広がるのを楽しみましょう。
しいたけ単品のダシで作ってもおいしいですが、いろいろなきのこを山盛りにして、ダシをいっぱい引き出して作ったらダシ倍増の分、旨みも倍増まちがいなし。
クッパは「クッ」がスープ、「パ」がごはん。ごはんに、肉や野菜を煮込んで熱いスープをかけて食べる韓国料理です。韓国料理ではダシをとっても大事にします。なのできのこダシはかかせません。
クッパ用に用意したスープは麺にも合いますよ!韓国では麺料理を主にクッスと言います。スープさえ作れば、ごはんでもうどんでもそうめんでも、おうちにあるものにかけて食べられちゃいますね。残りもの整理に持ってこいですよー!!
きのことシーチキンの簡単クッパのレシピ
▼材料(4人分)
・しいたけ 2個
・えのき 1袋
・乾燥きくらげ(水で戻す) 3~4個
・玉ねぎ 1個
・ねぎ 1/2本
・にんじん 1/2本
・ピーマン 1~2個
・にんにく 少々
・シーチキン 1缶
◇水 1800ml
◇ダシとりこんぶ 5×5cmくらい
◇ごま油 少々
◇しょうゆ 大さじ3
◇ダシダor鶏がらスープ 大さじ2
◇溶き卵 3個
▼作り方
- 野菜は食べやすい大きさに切ります。子どもが食べても喉に引っかからない大きさを目安に。
- 鍋に水、ダシ取りこんぶ、切ったきのこを入れて中火にかけてたくさんダシをとる。
- 食べやすく切った野菜とシーチキンを一緒に煮る。
- 野菜がやわらかくなったらダシダor鶏がらスープで味をととのえて、すったニンニクを少し入れる。
- 溶き卵を入れてごま油をほんの少し垂らして完成。
今回はしいたけ、えのき、乾燥きくらげと書きましたがきのこなら何でも大丈夫ですよー!韓国料理屋さんでは、食感もいいのでたけのこを使うお店が多いです。野菜はおうちにある冷蔵庫食材と相談してください。青みのあるピーマンやにら、ねぎの青い部分を入れると色合いがきれいです。
血液をサラサラにしてくれるという玉ねぎと、しいたけをたくさん入れて作るクッパがおすすめ!まだ暑さが残る秋、夏休みの疲れが抜けない秋にきのこのパワーを借りましょう♪
きのこのダシで作ったスープたち
左がえのきのダシを加えて作った、韓国ではよくお祝い膳に登場するわかめスープ。真ん中はしめじとあさりのダシで作ったスンドゥブスープ。そして右が今回紹介したクッパ。きのこを替えたりシーチキンではなく本格的にカルビの肉でカルビクッパにするのもいいですね!
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