8月の終わりにスペインのメノルカ島を旅行し、スペインの炊き込みご飯「パエリア」を食べ比べてみました。みなさんご存知のパエリアは、スペインを代表する料理。お米にサフラン水と、魚介類や肉、魚などを焚きこんで作ります。バレンシア語で「フライパン」を意味する「パエリア」は、確かにフライパンで蓋をせずに炊き上げますよね。

地中海の美しい島で、パエリアの食べ比べ

メノルカ島は地中海に浮かぶスペインの美しい島で、マヨルカ島の東に位置し スペインで一番最初に夜明けを迎えます。この島の魅力は、何と言っても手つかずの自然。写真がド素人の私にも、絵葉書のような写真が撮れてしまうほどの美しい島です。

メノルカ島

まず最初にいただいたのは、島で一番大きな町Mahon近くの港町でのランチです。香ばしく少し焦げた魚介とお米が食欲をそそる一品でした。焦げ具合からして、最後にオーブンで水分を飛ばした感じで、ちょっと焦げたカニの足やエビの殻がいい味を出していました。歯ごたえも十分!

香ばしいパエリア

2つ目にいただいたのは、リゾット系パエリア。ちょっと水分が多く、夜を少し軽めにしたいときはお勧めかもしれませんね。個人的には、もう少し水分が抜けたほうが好みでしたが…。

リゾット系パエリア
パエリアのとりわけをしてもらっています

このように、パエリアをレストランで頼むと、店の方が必ず取り分けをしてくださいます。おいしいものをいただけるだけでもありがたいですが、最高の笑顔で供卓してもらえる贅沢。この心配りが一層パエリアの味を引き立ててくれる気がします。

そして最後のパエリアが、今回の食べ比べで一番おいしかった! こちらの店は夜はタパスになりますが、昼はパエリアが専門。

今回、一番おいしかったパエリア

写真手前に、少し水分が残って見えますが、最初の取り分けで奥側の水分の少ない部分をいただきます。お替わり用にも鍋に残して、蓋をした状態にしておきます。こうすると、お替りに手を伸ばすころには、熱されたパエリアパンの中で水分が抜けておいしく蒸された二杯目がいただけます。

今回、(勝手に)食べ比べて一番おいしかったパエリアレストランは、アパートメントに付属したレストランで、海を見ながら美味しいパエリアをいただけます。

Blanca :Avinguda de Cala Blanca 10  07760  Ciutadella  Spain

レストランで注文するときの注意点

パエリアは、自宅でももちろん出来ますが、やはりあのパエリアパンで出来たものが一番おいしいですよね。

いろいろ厳しい決まりは抜きにして、注意点はレストランでは2人前からの注文となること。2名以上なら取り分けていただけますが、1名だと食べ切れない量が出てきてしまいます。多分、注文を受けてくれない可能性もあります。メニューにも2名からの注文と記載されています。

ということで、レストランでパエリアをいただく場合、決して一人で行かれないことをお勧めします。