食べることは「楽しい」と伝えよう!離乳食初期の心がけ【ママ栄養士の離乳食奮闘記】
離乳食が始まって早1か月。3人目で離乳食に慣れているとはいえ、上の子たちの新学期も始まり毎朝慌ただしいです。奮闘記では2人の離乳食を経験したママ栄養士として、心がけていること、試行錯誤していることなどをお伝えしていきたいと思います。
食べることに集中できる環境をつくろう
一番上の子の時ですが、離乳食を始めてすぐ、上手に飲み込めているようで順調だなと思っていました。けれどある日、急に離乳食用のスタイが気になったようでずっとなめて遊んで、ほとんど食べなくなってしまいました。
本に書いてあるように順調に進むもんだと思っていたので、あの手この手を使っても食べてくれず、すごく悩みました。当時の子育て支援センターの先生が覚えているほどです。
今現在、心がけていることは「食べること」に興味をもってもらうことです。食事が始まる時、必ず「いただきます」と手をパチンと合わせ、終わる時も「ごちそうさま」と手を合わせます。食事の始まりと終わりのサインです。
もし、食事中にスタイが気になれば外し、遊び始めれば食事は終わりにします。食べる量も気になるところですが、食事中は食べ物に興味をもってもらうことが大切です。
離乳食で使いたい食材で大人ごはんのレシピも考える
離乳食初期は味付けはしません。飲み込みやすいようにペースト状に、すりつぶしたり裏ごしをしたりして作ります。大人ごはんと別で作ったほうがいいと思うかもしれませんが、私はできるだけ食べる前に調理をして食べさせたいので大人ごはんの準備過程で離乳食に使えるように調理をするようにしています。
例えば、前回紹介したコップ粥。鍋に水を張ってコップを入れて、離乳食分だけ作ることもできます。人参やさつまいもなどは、蒸しておくほうがすりつぶしやすいので、蒸して離乳食用に取り分け、残りは大人ごはん用にしています。
離乳食で使いたいものを考えながら大人ごはんのレシピを考えます。その方が、食材が無駄になりません。
ママも子どももニコニコになれる食事時間を
「一生懸命作ってもほとんど食べてくれなかった。どうしよう。」とママの顔に出ていると子どもも感じ取ってしまいます。食べる量には、日々ムラもあります。子ども自身のお腹のすき具合や機嫌にもよります。モグモグ食べてくれたらもちろんうれしいですが、一喜一憂しないことも大切なことだと感じています。
食べる量よりも「食事の時間って楽しいよ!」「おいしいね」「食べてくれてありがとう」など、ママも子どももニコニコになれる食事時間を作るように心がけていきましょう。あまり食べてくれなくてもママはニコニコ笑顔でいましょう。この積み重ねが大きくなった時モリモリと食べてくれる秘訣だと思っています。
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