正田醤油は、人気の「〈麺でおいしい食卓〉鴨汁つゆ」=写真=の香りを増して8月4日にリニューアル発売した。定番・高級メニューの鴨せいろが簡単にできると好評。合鴨だしを使った自然な風味はそのままに、鰹節の香りをさらに豊かにした。春の新商品の「旨辛肉汁うどんつゆ」「つけて焼いたら焼きまんじゅうトーストのたれ」は好調なスタート。関東のご当地メニューの魅力を高め、全国に伝えている。

「鴨汁」は冷たいそばやうどんをつけて食べる、温かいつゆ。合鴨エキスや油脂、熟成した本かえしを用いて鴨の上品な甘さ、うまみを引き出した。お湯で割るだけでも本格的。ネギや鶏肉を加えるとさらにおいしいと好評という。

正田鴨汁つゆ

改良してカツオ風味をさらに増した。包装前面のアイキャッチにして試買を誘う。年越しそばでも活用を訴え、好調な売上げをさらに伸ばす(個食3袋入り税抜き320円)。既存の「〈麺でおいしい〉」は関東南部の武蔵野うどんの「肉汁」を中心に展開。今春はトレンドのニンニク、唐辛子を利かせた「旨辛」を追加し、今期売上げを前年比17%増と拡大している。「旨辛」で癖になる釜玉、味玉などのアレンジメニューを提案し、リピート購入を促す。

「まんじゅうトースト」は焼きまんじゅうの醍醐味(だいごみ)である、焼きたてが楽しめるパンスプレッド。本社のある群馬名物をパンで再現し、新奇性で量販店などから多くの引き合いを得て、出荷量が想定以上になった。認知度を高め、本来予定していたサービスエリアや道の駅などへの展開を図る。

◇日本食糧新聞の2023年7月12日号の記事を転載しました。